【成分解析】頭皮ケア効果0?スカルプDシャンプー(オイリー) 6つの優良成分とは?

元美容師Mです。

もはやスカルプ系シャンプーでは王者と言っても過言じゃない『アンファースカルプDシャンプー(オイリー)』の成分を解析&本当に良いシャンプーなのか?!全力で評価していきたと思います!

結論から言うと、万人受むけでは無いがブランド名に違わず、本当に超優良シャンプーだっ!っというのが成分を見た私の心からの本音です。笑

価格が高価で「どーせ、スカルプDというブランド力で高いだけだろう」っと侮ってしまいそうになりますが、内容成分もマジでGOOD。

本当にその辺のシャンプー等軽く凌駕しているのが事実。ただし!どんな人にもオススメ!というわけでも無いのです。

スカルプDオイリーシャンプーにどんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか?!解説していますね!

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【最重要】アンファー (ANGFA) スカルプD シャンプー オイリーの洗浄成分は?

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どんなシャンプーでも言えるのですが、シャンプーにおいて、最も重要なのが”洗浄成分”です。

洗浄成分がメチャ強すぎると、頭皮に必要な分の皮脂も根こそぎ奪い、乾燥やかゆみ等の皮膚トラブルを招く可能性があるんですよ。

オマケに髪はバサボサになりますし・・・。意外に3,000円を超えるようなブランド系のシャンプーでも、内容成分を見ると市販シャンプーレベルのものも多くあるんです。

もし、あなたが新しくシャンプーを購入検討する際は、「〇〇エキス配合!」といった上っ面だけじゃなくどんな洗浄成分が配合されているのか?!は絶対にチェックしてくださいね。

っという事で『スカルプD シャンプー オイリー』の全成分がコチラ↓

有効成分:ピロクトンオラミン、グリチルリチン酸ジカリウム、サリチル酸その他の成分:豆乳発酵液、カッコンエキス、クロレラエキス、セイヨウニワトコエキス、メリッサエキス、ゲットウ葉エキス、オウバクエキス、N-ラウロイル-L-アスパラギン酸ナトリウム液、スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸加水分解ケラチンカリウム液、ニンジンエキス、バンジロウ葉エキス、ホウセンカエキス、イリス根エキス、チンピエキス、酵母エキス(1)、シャクヤクエキス、トウニンエキス、シソエキス(1)、加水分解シルク液、ヒドロキシプロピルキトサン液、加水分解ケラチン液、塩化N-[2-ヒドロキシ-3-(ラウリルジメチルアンモニオ)プロピル]加水分解ケラチン、グリセリル-N-(2-メタクリロイルオキシエチル)カルバメート・メタクリル酸ステアリル共重合体、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液、N-オクタノイルグリシン、ユーカリ油、ハッカ油、オレンジ油、スペアミント油、1,2-ペンタンジオール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリンモノ2-エチルヘキシルエーテル、濃グリセリン、ヒドロキシエタンジホスホン酸液、ラウリン酸、モノラウリン酸ポリグリセリル、アクリル樹脂アルカノールアミン液、無水エタノール、エタノール、粘度調整剤、pH調整剤

黄色にマーキングしている成分が、シャンプーの性格を決める”洗浄成分”になります。

N-ラウロイル-L-アスパラギン酸ナトリウム液⇛ラウロイルアスパラギン酸Na
スルホコハク酸ラウリル二ナトリウム⇛スルホコハク酸ラウリル2Na
ラウロイルメチル-β-アラニンナトリウム液⇛ラウロイルメチルアラニンNa
ヤシ油脂肪酸加水分解ケラチンカリウム液⇛ココイル加水分解ケラチンK
ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム⇛ココイルメチルタウリン

スッ素晴らしい・・・っと感じたのが率直な感想です。笑

今回のスカルプDシャンプーは、医薬部外品系の商品。

大抵のメンズアミノ酸シャンプーってちょっぴりアミノ酸系成分を混ぜているだけで、『オレフィンスルホン酸』等の暴力的に洗浄力が高い成分が配合されている事が殆どなんです。

しかぁぁし!スカルプDは本当にほぼ全ての成分が上質なアミノ酸系成分で構成されています。流石に全部がアミノ酸ってわけじゃないですが・・・

そして、今回のスカルプDシャンプーは、医薬部外品系の商品。

配合量が多い順に記載する義務がないのでどの成分が一番多く配合されているのか?までは分かりませんので、あくまで予想半分になります。

とは言っても大体の予測は付きますので1つずつ成分の特徴を見ていきましょう!

成分1、ラウロイルアスパラギン酸Na

スカルプDの特徴的な洗浄成分がコレ!公式サイトなんかでも『アミノDウォッシュ』とデカデカと紹介している成分ですね。

出典:

紛れもなく、アミノ酸系の成分で低刺激&適度な洗浄力でありながら、ムダに頭皮の油分を奪い取らないというのが特徴。

その辺の洗浄成分と違って、スカルプDは以前から独自にアミノ酸系の洗浄成分『究極の洗浄成分アミノウォッシュ+』を開発をしていました↓

界面活性剤は洗浄能力をあげると皮膚からは必要な水分を奪い、逆に皮膚は乾燥してしまい、バリア機能が低下して外的刺激を受けやすい皮膚になってしまいます。私たちは洗浄後の皮膚を乾燥させずに、十分な洗浄力があり余分な皮脂だけを取り除くという理想の界面活性剤の開発に着手しました。人工皮脂の溶解性試験と経表皮水分損失量(TEWL)の計測を何度も繰り返し、選択洗浄性の高い界面活性剤を実現しました。
出典:https://web.archive.org/web/20190808042941/

素晴らしい・・・素晴らしすぎるッ!スカルプシャンプーって「汚れが落ちればOK」的な考えで、ただメチャクチャに洗浄力が高いだけのシャンプーが多いんです。

しかし!スカルプDはただただ、洗浄力でゴリ押しするわけじゃなく、「頭皮の乾燥や皮脂を奪いすぎない」ような洗浄成分を開発しているっというのがヒシヒシと伝わってきます。

そして今回配合されている成分『アミノDウォッシュ』はこれの改良版かなぁと予想されます。

成分2、スルホコハク酸ラウリル2Na

スカルプDの中で唯一、アミノ酸系の洗浄成分じゃないのがコレ。

刺激性はかなり低い成分ではあるものの、洗浄力はかなり強めでハードワックスなんかを使う人に最適な洗浄成分。

恐らくではありますが単体だとかなり脱脂力も高いので、オイリーの人向けにこの成分が高濃度で配合されているのでは?っと予想されます。

成分3、ラウロイルメチルアラニンNa

キター!こちらもアミノ酸系の洗浄成分で女性向けのヘアケアシャンプーなんかに配合される成分です。

もちろん、低刺激&マイルドな洗浄力で頭皮や髪をいたわりながら洗浄できる上質な成分ですね。GOOD!

成分4、ココイル加水分解ケラチンK

うおおおお!マジカ!間近!っとビビったのがこの洗浄成分。

高級なヘアケアシャンプーにしか配合されないような成分で、洗浄成分でありながら髪の毛を補修&ハリ・コシ感をアップさせるという、洗浄成分の中ではかなり上級クラスの成分です。

今回のスカルプDはオイリーな人向けのシャンプーなので、それほど多くは配合されていないと思われますが、まさかメンズシャンプーに配合されているとは・・・

成分を総合的に見ると、、、アミノ酸系のマイルドな成分+低刺激で強洗浄力の成分がプラスされているって感じ。

ただオイリー向けのシャンプーなので恐らくではありますが、強洗浄力の成分がかなり多く配合されているのかとは思われます。

いくらアミノ酸系成分が配合されているって言っても「オイリー向けなのに、物足りない!」という感じがあったらリピートしてくれないので。笑

ただ、成分的にはホントに上質ですね。価格が高いだけあって、その辺のスカルプシャンプーより1次元2次元もクオリティは高いです。

3つの毛髪保湿成分とは?

洗浄成分が豪華なだけじゃなく、毛髪補修成分&頭皮ケア成分についてもメチャ豪華です。配合されている成分だけで言えば、女性用ヘアケアシャンプーやサロンシャンプーよりも豪華。笑

では一体どんな成分が配合されてるのか?見ていきましょう!

成分1、セラキュートV

まずはコレ。美容室のサロントリートメントなんかでも配合される”セラキュート”という毛髪のハリ・コシ感をアップさせる補修成分です。

このようにセラキュートを配合したシャンプーを使うことによって「ボリュームアップが期待できる」と言った実験結果も出ているんです↓

出典:セラキュート®-V (Ceracute®-V)

根本的に毛量が増えるわけじゃないですが、これだけでボリュームアップするならセラキュートを頭からぶっかけたい所です。

成分2、プロティキュート Cガンマ 12

珍しい補修成分がコレ。プロティキュートという補修成分なのですが、従来からある『加水分解ケラチン』よりも分子量が多いので毛髪に定着しやすいというのが特徴。

加水分解ケラチンなんかは結構多くのシャンプーに配合されていますが、通常のケラチンだと分子量が小さいので毛髪から流失しやすいので欠点ではあるのですよね。(その分入りやすいのですが)

しかし!プロティキュートは分子量を多くした事で、毛髪内に定着しやすくなりハリ・コシ感や手触り感アップが期待できるってわけですね。

独自の製法により、天然ケラチンの分子状態をできるだけ壊さずに、アミノ酸バランスも保持したまま、抽出・精製したのが、高分子量加水分解ケラチン「プロティキュート」なのです。

出典:プロティキュートって何?

ケラチン系の成分は市販シャンプーでも多く配合されますが、プロティキュートなんてまず配合されません。笑

成分3、ジラウロイルグルタミン酸リシンナトリウム液(ペリセア)

ぬおおおお!私が大好きな毛髪補修成分ペリセアっ!

毛髪内部に1分程度で高速浸透し、毛髪内部に留まり続けるという変態的な毛髪補修成分です↓

出典:旭化成ファインケムより

まさかメンズのスカルプシャンプーに配合されるとは・・・

恐らくダメージ補修という意味合いで配合されているというよりも、補修成分を配合することでハリ・コシ感アップを狙っているのだろうと思われる。

今回解説した成分以外にも『加水分解ケラチン』や『加水分解シルク』などのハリ・コシ感アップが期待できる成分や『キトサン』と言った毛髪保護成分も配合されています。

スカルプシャンプーなので頭皮ケア成分だけだろッ!っと思いきや、毛髪補修成分にもかなり力を入れていますね・・・力入れすぎッ!ってほどに。

凄いぞスカルプD!頑張れスカルプD!

3つの頭皮ケア成分とは?

最初に言ってしまうと、スカルプDシャンプーには”発毛効果”はありません。

販売された当初は芸人を起用し、毛量が増えるようなCMをガンガン打っていたので、勘違いしちゃいそうですが、シャンプーで発毛なんてムリですからね(汗)

しかし!頭皮環境を整える頭皮ケア成分はそこそこ配合されています。スカルプDという割には頭皮ケア成分は弱い気がしますが・・・

1つずつ解説してきます。

成分1,ピロクトンオラミン

有効成分に配合されているのがコレ!ピロクトンオラミンという殺菌成分ですね。

頭皮の雑菌の繁殖を抑えることでニオイやかゆみ、フケ対策で配合される事が多い成分。

なのですが、、、実は頭皮に存在するバリア機能を持った常在菌も一緒に殺菌してしまい、かえって頭皮トラブルを招く可能性も懸念されいたりします↓

ピロクトンオラミン等の強力な殺菌作用を示す成分も知られているが、皮膚常在菌に対する殺菌作用が無差別である点に問題がある。

中略~

幅広い種類の細菌、真菌に対して強力な増殖抑制効果が得られるとしても、その作用が様々な皮膚常在菌に対して非選択的である。

そのため、皮膚常在菌のバランスが崩れて、有害ではない細菌や真菌にまで影響を与え、結果的に却って皮膚トラブル(例えば、無害であった潜在的有害常在菌の有害化に基づく皮膚トラブル)を招来することが懸念される。
出典:身体用組成物及び抗マラセチア属菌剤

殺菌成分がニオイの原因菌だけを狙って殺菌してくれれば良いのですが、そこまで選別できるはずもなく・・・

頭皮のかゆみやフケが気になる!っという人は使ってみるのはアリですが、ぶっちゃけ頭皮トラブルを抱えていない人にはオススメ出来ない成分ではあります。

365日使うものなのにずーーっと殺菌し続けることなりますので(汗)

成分2、豆乳発酵液

スカルプDの中で最もアツい頭皮ケア成分がコレ!豆乳発酵液というと、「ただ、豆乳を醗酵させただけでしょ!」っとかなりショボそうに感じますが・・・

アンファーさんの実験結果によると「毛髪の成長速度、太さ、密度」の3点が改善したという研究結果が出ているんですよね↓

脱毛症状を呈する被験者40名のそれぞれの左頭部にコントロールを、右頭部に試験サンプルを、ブラインドにて1日2回、3ヶ月間外用連用してもらいました。トリコグラムによる解析をしたところ、試験サンプルを塗布した部位に毛髪の成長速度、太さ、密度ともに効果があることがわかりました。


出典:アンファー予防の医学

流石にシャンプーに配合されている物と、実験で使用された濃度のものとじゃあ同じ結果になるのは期待出来ないでしょう。

ただ、365日頭に塗り続ける成分なので5年後、10年後では差がでてくる!・・・かも。

成分3、グリチルリチン酸ジカリウム

なにも珍しさの微塵も無い成分がコレ。化粧水やニキビ薬なんかにも配合される成分で”消炎作用”や”かゆみを抑える”目的で配合されます。

本当に500円程度のシャンプーから数千円超えのシャンプーにまで幅広く配合されている成分で「スカルプDならでは!」って感じはしません(汗)

われわれは,すでに敏感肌向け化粧品に多く配合されているグリチルリチン酸ジカリウム(DPG)の有効性について検討した。DPGは,神経ペプチドであるサブスタンスPによる神経成長因子の遺伝子発現上昇を抑制したことにより,敏感肌の特徴的状態である知覚過敏反応を抑制できる可能性が示された。また,敏感肌を対象にした臨床試験では,0.2%DPG配合製剤は乳酸によって誘導されるかゆみに対する違和感に対して改善傾向が認められた。
出典:敏感肌に対するグリチルリチン酸ジカリウムの有効性

刺激性が低く多くのシャンプーに配合されますし、決して悪い成分ではないのですが「コレは!」っと興奮するような成分でも無いですね・・・

【結論】明らかに上質だが、頭皮ケア成分は意外に少ない!

シャンプーのメイン成分である洗浄成分からして、本当に上質。

アミノ酸系の成分が配合されていますし、頭皮をいたわりながらも、しっかり洗いたい!っという人は満足度が高い配合かと。

更に!これ、スカルプシャンプーじゃなくて、ヘアケアシャンプー何じゃないか?!ってくらい、毛髪補修成分もガッツリ配合されています。笑

なので、ハリコシ感アップやボリュームアップを狙うなら使ってみるのはアリ!です。

ただ、頭皮ケア成分についてはスカルプシャンプーの王者的な立ち位置な割には、豆乳発酵液くらいしか配合されていなのがちょっと残念。

できれば『キャピキシル』などの頭皮ケア成分が更にプラスされてれば”神”なのですが・・・ちょっと贅沢を言いすぎかもしれません。笑
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そしてなんと言っても価格!1本3611円(税別)で容量が350mlっとかなり強気な値段設定です。1ml辺りに換算すると、10.3円!!

う~む、、、成分がGOODなのは間違いないですが、コスパが良い!とはちょっと言えないかな(汗)

もし、あなたが「価格は気にならない」「オイリー肌~超オイリー肌」なら使ってみるのはアリ!

逆に髪がキシミやすいという人やコスパが良い商品が使いたい!というなら別のシャンプーの方が幸せになれるかと。

っという事でスカルプDが気になっている人はぜひ参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m

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