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元美容師Mです。
今回はネット通販なんかで人気がある「メンズソフティモ・リンスインスカルプシャンプー」の成分を解析&本当に優れたシャンプーなのか?!全力で評価してきます。
パッケージにデカデカと炭!っと書かれているのが特徴的なシャンプーですが、中身は”価格相応”っと言った感じ。
個人的にはまっったく使いたいとい思えませんでしたが、この価格でこの成分なら、、、まあアリなのかなぁと。
では一体どんな成分が配合され、どんな特徴があるのか?!解説してきます!
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【最重要】KOSE メンズソフティモ・リンスインスカルプシャンプーの洗浄成分は?
シャンプーにおいて最も重要な成分は間違いなく、”洗浄成分”です。成分表は配合量が多い順に成分を記載する義務がありますが、どんなシャンプーも水が真っ先に記載され、次に記載されるのが洗浄成分。
つまり!水はなにをどう頑張っても水でしか無いので、次に配合量が多い洗浄成分が最も影響力が高い!という事です。
メーカー側は「〇〇成分配合!」などとその他のオマケ成分ばかりアピールしまくりますが、肝心の洗浄成分がメチャ強成分だったら、なんの意味もありませんからね(汗)
あなたも新しくシャンプーを購入検討する際はパッケージの表面だけでなく、裏面に記載している洗浄成分だけでもチェックしてみてください。
洗浄成分さえ抑えておけば大外れ!は避けられるはず!なので
っという事で『メンズソフティモ・リンスインスカルプシャンプー』の全成分がコチラ↓
水、コカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、ラウレス硫酸Na、グリセリン、EDTA-2Na、PPG-2コカミド、クエン酸、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-7、メントール、炭、フェノキシエタノール、メチルパラベン、安息香酸Na、香料
黄色にマーキングされている成分がシャンプーの命!とも言える洗浄成分ですね。
うむむ、、、配合されている成分を見るとどれもこれも安っぽい成分しか配合されていませんね。まあ、実際に安いのであまり文句は言えませんが(汗)
個人的にはぜっったい使いたくないと思っている成分が2つほど配合されちゃっています。
成分1、コカミドプロピルベタイン
一番真っ先に書かれている成分なので、この成分が最も配合量の多いメイン成分という事になります。
特徴としてはベビーシャンプーのメインに配合されるほど、刺激性&洗浄力がマイルド!と言うのが特徴。
原料が比較的安価なので、500円程度のものから3000円超えのシャンプーにまで幅広く採用される成分ですね。むしろ、配合されていないシャンプーを探すのが難しい!ってほど、あらゆるシャンプーに配合されています。
特にスゴイ!っという成分ではないですが、悪くもない成分です。
成分2、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
次点で配合量が多いのがコレ。とにかく洗浄力が高い成分で、頭皮に必要な皮脂をガッツリ持っていくワーストレベルの洗浄成分。
ダメージヘアや乾燥肌の人にはまっっったく向いていない成分で、やはり原料が安価なのでメーカー側が配合したがる成分ですね。
成分3、ラウレス硫酸Na
上記のオレフィンスルホン酸とほぼ同様の性質を持つ成分がコレ。最近はシャンプーの成分に詳しい人も多くなっているので、市販シャンプーには配合されなくなってきているのですが・・・
まだまだ、安価なシャンプーには配合されているのを見かけますね(汗)
シャンプーの洗浄成分の中では刺激性が強く、洗浄力もやはりとにかく強いのでまっっったくオススメ出来ない成分。
私はこの成分が配合されている時点で購入検討から外します(汗)
成分を総合的に見ると、、、洗浄力がマイルドなベタイン系をベースにメチャ洗浄力が強いオレフィンスルホン酸&ラウレス硫酸をプラスしているって感じ。本当に価格相応。
ベースがベタイン系なので、とにかく洗浄力が強すぎてどうしようも無いッ!ってほどではありません。
が!オレフィンスルホン酸とラウレス硫酸は本当に洗浄力がメチャ強いので、かなりの脱脂力を誇るかと思われます。
あなたが「ややオイリー肌~オイリー肌」程度なら満足度は高いかもしれませんが、当てはまらない人はオススメ出来ませんね(汗)
2つの特徴成分。炭って効果ある?
シャンプーのメイン成分である洗浄成分は価格相応でしたが、その他の成分についてもやはり価格相応って感じでした・・・
このシャンプーに配合される特徴的な成分を解説してきますね。
成分1、炭
シャンプーのパッケージにデカデカと炭!
っと書かれているのでこのシャンプーが推したい成分の1つなのは間違いないでしょう。
ただ、ニオイ汚れ除去!とは書かれているものの、具体的にどの程度ニオイや汚れを除去してくれるのか?研究結果などは見つかりませんでした(汗)
一応以下のように「炭は多孔質なので汚れなどを吸着する」とは言われています↓
吸着に関しては、炭は多孔質であり、その微細な細孔は有機物を選択的に吸着する性質であることから、汚れを吸着する目的で洗顔フォーム、洗顔石鹸、ボディソープなどに使用されています(文献2:2015)。
なので、まったく意味が無い!とも言いませんが汚れ除去はまだしも、ニオイ対策なら『カキタンニン』などの消臭効果が期待できる成分は欲しいところ。
成分2、ポリクオタニウムー7
今回のシャンプーで唯一中々良い!っと思えた成分がコレ。リンスインとリンス成分はこの成分を指しているのかと思われます。
毛髪の表面に皮膜を張って手触り感、ツヤ感を向上させるという、一般的なシリコンにかなり近い性質の成分ですね。
毛髪の吸着性が高く、毛髪保護効果が高いのが特徴↓
出典:ポリクオタニウム-7
シリコンでは無いのですが、かなりシリコンに近い成分なので”ノンシリコンシャンプー”と売り出したいメーカーが配合することの多い成分ですね。
別に悪い成分では無いのですが、ノンシリコン!っと言っておきながらほぼシリコンと同様の成分を配合するのはどうなのだろうか?(汗)
【結論】良くも悪くも価格相応のシャンプーでした。
洗浄成分はどれもこれも1,000円以下の市販シャンプーに配合されるような成分しか配合されていませんでした。
かと言ってその他の成分もポリクオタニウム-7という毛髪保護成分以外はショボい・・・
シャンプーのクオリティとしては、価格相応っと言った感じですね。
私はあまり使いたいと思えませんがあなたが「ややオイリー肌~オイリー肌」で「シャンプーはとにかく安い物が良い!」っというならアリ。なのかも・・・
ただ、ベタイン系がベースにはなっているので、その辺の安っぽいシャンプーよりは若干洗浄力はマイルドなのかなぁとは思います。