【元美容師が解説】男性にリンスは必要?付けるべき3つの人とデメリットを解説!

元美容師Mです。

私が現役時代メンズのお客様に多く頂いた質問の1つが「男性でもリンスやトリートメントは使ったほうが良いのですか?」という質問。

結論から言うと、、人による!と言うのが結論です。なんだそりゃっと思われそうですが、必要な人は付けたほうが良いし、必要が無い人は逆にぜったいに付けないほうが良いんです。

付けるべきかどうかはあなた次第!ってことですね。笑

ただ、これだけだと結局どっちが良いのか分からないので、元美容師の私がリンス(コンディショナー、トリートメントも含む)を付けるべきメンズを3タイプ挙げていきます。

当記事に当てはまる人は付けたほうが良いですし、当てはまらない人は絶対に付けないほうが良いです。

300種以上のシャンプーを見てきた元美容師がオススメ!最強のメンズシャンプーはコレだッ!
2500円以下で本当に良い市販シャンプーのみを集めてみました。
⇛【男性限定】本当に市販のみ!髪のプロがオススメシャンプー7選を発表します!
メンズシャンプーで最も人気シリーズの違いとは?!
【全5種類】MAROシャンプーの種類と違いとは?あなたはコレを選べばOK!

メンズでリンスやトリートメントを付けるべき3つの人とは?

1,ダメージ、乾燥、きしみが気になる人

当たり前ですが最もリンスやトリートメントを付けるべき人は”髪の乾燥やダメージが気になる人”です。これに当てはまる人はぜっったいに付けた方が良いです。

リンスやトリートメントに配合されている成分の殆どは、”ジメチコン”や”アモジメチコン”髪の毛の表面をコーティングする『ジメチコン』が多くを占めます。

水+ジメチコンをベースにその他『ホホバオイル』や『ペリセア』などの保湿&補修成分が+されているという感じ。

トリートメントの裏側の成分表を見れば分かりますが、ほぼ全てのトリートメントが「水、ジメチコン等のシリコン成分~」っと言った感じに表記されているはず。

例えば私が市販トリートメントの中で激推ししている『ボタニストダメージケアトリートメント』という商品の成分を見てみるとこんな感じ↓

水、ジメチコン、セテアリルアルコール、ベヘントリモニウムクロリド、ジグリセリン、グリセリン、トリエチルヘキサノイン、ビスセテアリルアモジメチコン、ユズ果実エキス、ゼイン、メドウフォーム-δ-ラクトン、セテアラミドエチルジエトニウム加水分解コメタンパク、ヒマワリ種子エキス、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、アルガニアスピノサ核油、ツバキ種子油、ホホバ種子油、ヒマワリ種子油、サルビアヒスパニカ種子油、シラカバ樹液、ステアルトリモニウムクロリド、マカデミア種子油、オレイン酸オレイル、ジメチコノール、アルキル(C12,14)オキシヒドロキシプロピルアルギニンHCl、ベヘントリモニウムメトサルフェート、イソアルキル(C10-40)アミドプロピルエチルジモニウムエトサルフェート、オクチルドデカノール、水添ココグリセリル、加水分解ヒアルロン酸、PEG-30フィトステロール、BG、クエン酸、クエン酸Na、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、セタノール、イソプロパノール、DPG、エタノール、トコフェロール、フェノキシエタノール、香料

化粧品類は成分が配合されているのが早ければ早いほど、配合量が多いので水とシリコン類の配合量がかなり多いという事が分かりますね。

シリコンは髪の毛のダメージを補修する成分ではないですが、ボロッボロになった髪ををコーティングすることで、手触り感アップや髪に柔軟性を与える効果があるんです。

それに+してペリセアなどの補修成分で髪の毛にハリ・コシ感を与えたりダメージを補修したりするってわけです。

ただなぜか最近は「シリコンが毛穴に詰まる」とか根拠の無い事がネット上の記事で拡散されていますね・・・

が!10年くらい前の実験でシリコンが毛穴に詰まることは無い!っと立証されているので、男性でもダメージを感じているなら使うべきなんです。

大手化粧品会社の資生堂さんの実験でもこのようにシリコンは蓄積しないと結果が出ています↓

出典:資生堂さんサイト、シリコンの安全性実験結果

シャンプー会社がノンシリコンっと煽っているだけなんですね(汗)

ただし!後述しますが、シリコンは使う人によってはデメリットもあるのでその点は注意。

2,癖毛が気になる人

癖毛の原因の1つが毛髪内の水分バランスが崩れているのが原因と言うのがあるんです。

基本知識として毛髪内のたんぱく質は水分を含むと”膨張”する性質があります。

ただ、水分をよく吸う部分と水分を吸いにくい部分が1つの毛髪内に混在していると、”水分を含む部分”と”含まない部分”で伸び縮みしてしまうのでそれがクセ毛になってしまうんです。


出典:https://web.archive.org/web/20170617232802/http://www.sara-hea.com/basis/cause.htm

よく「湿度が高い日はクセが出てくるー」とか「梅雨の時期は髪がまとまらないー」と言いますが、これは空気中の水分を吸う部分と吸わない部分の差が激しくなっているからなんですね。

そして!トリートメントに配合されている『ホホバオイル』などのオイル系の成分は、毛髪内の水分バランスを整えてくれる効果があるんです。

だからこそ癖毛が気になる!という人は間違いなく、トリートメントを付けるべきなんです。

ただ、安価なトリートメントやリンスだと、オイル系の成分や補修成分が殆ど入っていなく、成分が”ほぼシリコン”というものもあるので注意。

もし、あなたが癖毛が気になってリンストリートメントを検討しているなら、『アルガニアスピノサ油』や『ホホバオイル』が配合されているものを強くオススメします。

3,カラー、パーマを施術している人

これも当たり前じゃんっ!っと思われそうですが重要なので解説。

カラーやパーマは施術にアルカリ剤という髪がめちゃくちゃ痛む薬剤をぜっったいに使用します。

毛髪はアルカリ性に傾くと、膨潤してキューティクルが全開き状態になり、キューティクルが開いている間に染料やパーマ液を毛髪内部に浸透させるってわけですね。

ただし!キューティクルが全開きになるので逆に毛髪の内のタンパク質などの栄養分も流失してしまうんです。

毛髪内の栄養分が流失すると、「水分保持力がなくなる⇛パサパサになる⇛色持ち、パーマ持ちが悪くなる」というわけですね。

この失われてしまった栄養分の代わりを果たすのが、『加水分解ケラチン』や『ペリセア』などの補修成分です。

髪の毛は一度傷んでしまうと、元には戻らないのですが元々髪の毛に存在するタンパク質に近い”疑似成分”をいれる事で髪の毛のハリ・コシ感や水分や染料の保持力を一時的に回復させるってわけですね。

まあ、何度も言うようrに一度ダメージを負ってしまった毛髪は元には戻らないのですが、疑似成分を入れ続ける事で断然スタイリングしやすくなります。

もし、あなたがカラーやパーマを施術しているならぜっったい確実になんとしてでもトリートメントは付けるべきです。

男性がリンスやトリートメントを使う3つのデメリットとは?

ここまでトリートメントを付けるべき人を解説してきましたが、逆に付けないほうが良い!って人もいるんです。

次は付けないほうがメンズについて解説!

1,カチオン界面活性剤が配合されている!

実はトリートメントの中には「カチオン界面活性剤」という刺激が強めな成分がほぼ全ての製品に配合されているんです。

先程のボタニストのトリートメントで言うと『ベヘントリモニウムクロリド』とかその辺りは4級カチオンと言って刺激が強いと言われている成分ですね。

女性の場合は髪が長いので、毛髪中間から毛先にのみトリートメントを付ければ、カチオン界面活性剤が頭皮に付着することはほぼ無いです。

しかし!男性は女性と比べて、毛髪が短い傾向があります。っというか殆どの男性が女性よりは短いショートヘアなはず!(ロン毛の方はすいません)

なので、トリートメントを塗布するとどうしても頭皮に付きやすく、それが刺激になってかゆみになる可能性はあります。

刺激が強いと言われている強いと必要以上に恐怖を煽りたくはないですが、お肌が弱い人は肌荒れの原因にもなるので、メンズがトリートメントを使う場合はすすぎを超長くしましょう。(大体1分半以上~)

2,髪の立ち上がりが悪くなる

リンスやトリートメントには殆ど髪をコーティングするシリコンが配合されている!っと説明しましたね。

このシリコンは髪のツヤ感、手触り感アップ、柔らかくする効果が期待できるので悪い成分ではないのですが、1つ弱点が・・・

それが、髪の立ち上がり感が悪くなる!という点です(汗)

髪の毛の表面にコーティングされる成分なので、髪が細い人やボリュームが出にくい人が使うと、髪が重くなるのでボリューム感が出にくくなる場合もあるんです。

髪が細い!猫っ毛!っという人はシリコンが配合されていないトリートメントなんかを選んだ方が良いですね。

3,ショートヘアの人には不要

いくらダメージを負っていようがショートヘアの人はほぼ不要。っというのも髪の毛が伸びるペースは大体1ヵ月に1センチ前後なんです。

つまり、一月に一回くらいカット美容室に行くのであればショート、ベリーショートの人は髪が痛む前に傷んだ部分をカットしてしまうので、ダメージが蓄積しません。

このくらいのショートヘアであれば、むしろ付けないほうが良いレベル。

更に上記でも書いたようにカチオン界面活性剤という刺激の強いと言われている成分が、頭皮にかなり付きやすいのでむしろ付けないほうが良いくらい。

髪が剛毛なのでちょっと柔らかくしたいというような人は超少量くらい付けても良いですが、基本は不要ですね。

【結論】実はトリートメントよりもシャンプーの方が重要です。

髪が傷んだり、パサツキと感じるとトリートメントでどうにかしよう!っと思う人が多いんですが、実はトリートメントよりもシャンプーの方が何倍も重要です。
トリートメントよりシャンプーが絶っ対重要だと言える3つの理由とは?

っというのもメンズシャンプーってとにかくとにかく、洗浄力が強い成分で作られている事が多いんですよね(汗)

成分表を見ると分かりますが、特にラウレス硫酸Naとかラウリル硫酸Naとかかなり多く見られるかと思います。

ただ、これらの硫酸系の成分ってめちゃくちゃ洗浄力が高いので、髪の油分を脱脂しまくるのでダメージの原因やきしみの原因にもなるんです。

上の方でも書きましたが、”髪の毛は一度傷んでしまったら元に戻らない”のでトリートメントで誤魔化すより前に以下に髪の毛にダメージを与えないシャンプーを使うか?の方が超重要。本当に。

これは私が高いシャンプー使え!っと言いたいんじゃなく、トリートメントよりもシャンプーをしっかり選ぼう!っと言いたいのです。

事実、市販のシャンプーもクオリティがかなり高くなっているので、市販シャンプーも”ちゃんと選べば”アリです。
【男性限定】本当に市販のみ!元美容師がオススメシャンプー8選を発表します!

もし、あなたがトリートメントを検討しているならまずはシャンプーから検討してみる事を強く、強く!オススメしますよ!

コメントを残す

関連キーワード
この記事を読んだ人はコチラも読まれています。