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元美容師Mです。
今回は亜鉛によってハリ・コシ感がアップするという『マグマスシャンプー』の成分を解析&本当に良シャンプーなのか?評価してきたいと思います。
正直、「亜鉛なんてシャンプーに配合した所で、意味あるのか?!」っと疑いまくりだったのですが、、、ハリ・コシ感アップを期待するだけならアリ!のようです。
頭皮ケア効果があるわけじゃないので、あくまでも”生えている髪のボリューム感アップ”
ですが、あなたがハリ・コシ感アップ系のシャンプーを探しているなら検討する価値はありそう。
ただし!私が嫌悪している”ある成分”も配合されているので、手放しでオススメ!とも言えないですよね(汗)
というわけでマグナスシャンプーに配合されている成分と、亜鉛は本当に効果があるのか?について解説してきます!
⇛【男性限定】本当に市販のみ!髪のプロがオススメシャンプー7選を発表します!
⇛【全5種類】MAROシャンプーの種類と違いとは?あなたはコレを選べばOK!
【最重要】MAGMAS(マグマス) シャンプーの洗浄成分は?
もし、あなたが新しくシャンプーを購入検討する機会があればずぇっったいに”洗浄成分”だけでもチェックしてみて欲しいです。
っというのもいくらその他の成分でハリ・コシ感アップや頭皮ケア効果なんかを謳っていても、結局シャンプーのメイン成分である洗浄成分の質が悪かったら意味がないです・・・
正直、高価なシャンプーでもちょっぴり頭皮ケア成分を配合しているだけで、洗浄成分は市販レベルってシャンプーはメチャ多いですからね。
当記事を読んでしまったからには、今日からでも良いので洗浄成分だけでもチェックしてください。
これだけでも、どんな性格のシャンプーなのか?大体は予想できますし、大外れを避ける事は出来るはず!
っという前置きをおいた上で『マグナスシャンプー』の全成分がコチラ↓
水、ラウロイルメチルーβーアラニンタウリンNa、コカミドプロピルベタイン、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、グルコン酸亜鉛、クエン酸、ショウガ根エキス、デシルグルコシド、メントール、PG、ポリクオタニウムー10、トリイソステアリン酸PEGー160ソルビタン、カラメル、塩化Na、エタノール、EDTAー2Na、安息香酸Na、メチルパラベン、香料
黄色にマーキングしているシャンプーが、このシャンプーの性格を決める洗浄成分ですね。
マグナスシャンプー医薬部外品シャンプーなので、表示名称をわかりやすく化粧品名に変えるとこんな感じ↓
サロンシャンプーのメイン成分に配合されるような上質な成分!ではあるんですが、逆に市販レベルの成分も配合されていますね・・・
まずは洗浄成分の特徴を1つずつ解説してきます!
成分1、ラウイルメチルタウリンNa
サロンシャンプーにも配合されるような上質な成分がコレ!タウリン系の洗浄成分ですね。
アミノ酸系成分に近い性質で、頭皮や髪に刺激も低く洗浄力もマイルド。
アミノ酸系成分に比べるとやや洗浄力が高いので、ダメージヘアや頭皮や髪に負担を与えたくないが、しっかりめに洗いたい!という人にベストな成分。
この成分に関しては何も文句無し!ですね。
成分2、コカミドプロピルベタイン
殆どのシャンプーに配合されている成分なので、珍しさなどは皆無ですが刺激性や洗浄力はマイルドな成分。
成分3、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
私が嫌悪している弱点的な成分と言うのがコレ!『オレフィンスルホン酸』です。
シャンプーの洗浄成分の中でかなり刺激性が強く、洗浄力も高い成分で頭皮のも髪にも優しいとは言い難い成分です・・・
っと言っているだけだと私がネット上でホラを吹いているだけになってしまうので、刺激が強いと言われているというデータも提示しておきます↓
1000円以下の市販シャンプーに配合される洗浄力が強いラウレス硫酸Na(LAS)と比べても、オレフィンスルホン酸(AOS)は2倍以上の皮膚刺激性があるというデータも出ているんです。
日本で販売されている製品なので、一気にハゲる!とか肌荒れする!とは言いません。
あくまでもシャンプーの洗浄成分の中で刺激性が高い!というだけなので、他のサイトのように「毒性がある!」とまでは言いません。
ただ、シャンプーって365日ずーっと使い続けるものですし、あえて刺激性が高い成分を選ぶ理由は無いな・・・っというのが私の考えです。
洗浄力が強めが良いのであれば、他にも刺激性が低く、洗浄力は高い『ラウレスカルボン酸』などの酸性石鹸系の成分とかだってありますし。
私はこの成分が配合されている時点で使いたいとは思えません(汗)
で、成分を総合的に見ると、洗浄力がマイルドな『ラウロイルメチルタウリン』をベースにベタイン系の成分+メチャ洗浄力が強いオレフィンスルホン酸を配合しているって感じ。
メイン成分は洗浄力がマイルドなのですが、とにかくオレフィンスルホン酸の洗浄力が高いので、洗浄力は高めかと予想できますね。
もし、あなたがダメージ毛、乾燥毛だったら全くオススメできない成分配合です。
亜鉛の効果は本当なのか?!
マグナスシャンプーの一番の特徴成分とも言えるのが『グルコン酸亜鉛』という成分。
亜鉛自体は髪の毛を作るのに必要な栄養素なので、サプリで摂取するのは◎っとアチコチの頭皮ケア記事に書かれてはいます。
が、シャンプーに配合して何か意味があるのか?!はちょっと疑わしかったんですよね。笑
ただ、マグナスシャンプー販売元のサンスターさんの検証結果では毛髪の表面(キューティクル)部分に亜鉛が浸透し、ハリ・コシ感がアップした!と公表されています↓
官能評価でハリコシの向上がみられたグルコン酸亜鉛水溶液で処理した毛髪では、キューティクル層の内側に多く、亜鉛が浸透していることを確認しました(図5)。
40代以降になると毛髪の亜鉛が減少し、ハリ・コシ感が失われていくので、その亜鉛をシャンプーによって補いハリ・コシ感をアップさせる事ができると・・・
一体どれだけハリ・コシ感がアップするのか?
は実際に使用してみないと分からないですが、細毛の方や猫っ毛で髪が立ち上がらない!という人には救世主的な成分の予感。
ただ、亜鉛以外にも『加水分解ケラチン』や『ペリセア』なんかのハリコシ感アップさせる成分は以前からあったので、それらよりもハリコシ感アップは高いのか?は気になりますね。
あくまでも、今生えている髪のハリコシ感をアップさせる成分なので頭皮ケア効果は完全に0なのはちょっと残念かも(汗)
本当に亜鉛くらいしか特徴的な成分がなく、他にコレはっ!っと興奮するような成分は見かけられませんでした。
【結論】洗浄力の強さが気になりますが・・・
質の高い洗浄成分がベースなので、絶対に使うな!とまでは言いませんが、オレフィンスルホン酸が配合されているからなぁ。
ベタイン系などのマイルドな成分も配合されているので、刺激がそのまま強いわけではないですが、かと言ってこの成分が配合されているシャンプーをオススメ!とも言えません(汗)
確かに亜鉛のハリコシ感アップはかなり気になりますが、別に他でもハリコシ感アップさせる成分はあるので、あえて亜鉛にこだわらなくても良いような・・・
そして、もう1つ言いたいのがコスパ悪い!という点です。私が執筆している時点ではありますが、Amazon価格で約3000円と市販シャンプーの中だとかなり高価。
容量が400mlなので1mlあたりは8円弱。
うーむ、メッチャ高い!ってほどじゃないけど、成分的には亜鉛くらいしか特徴的な成分が無いのでコスパが良いとは思えませんでした。
これだったら、ペリセアなどのハリコシアップ成分が配合され、『キャピシル』なんかの頭皮ケア成分も配合されているコチラの方が断然オススメできるかと↓
⇛【成分解析】まだ買うな!ケフトルEXアミノシャンプー7つの神成分と2つの弱点とは?
私も亜鉛は気になりますが、ちょっとコレで3000円超えは高いですね。