【元美容師が解析】サローネ スーパーブラウンMXシャンプーのダメ成分とは?

元美容師Mです。

今回は「サローネ スーパーブラウン MXシャンプー」というなんだかスゴイ長いネーミングのシャンプーの成分を解析&本当に良シャンプーなのか?全力で評価してきたいと思います。

サロン専売メンズ向きのシャンプーで人気なようなのですが、私が嫌悪している”ある成分”が配合されちゃっていますね(汗)

メンズシャンプーなので、女性向きシャンプーほどダメェ!ってわけじゃないんですが、市販レベルの成分がメイン成分になっているのがかなり気になります・・・

では一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか?!解説していこうと思います!

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【最重要】シフィックプロダクツ サローネ スーパーブラウン MXシャンプーの洗浄成分は?

当ブログでずーーっと呪文のように言い続けているのがシャンプーを選ぶ際は絶対に”洗浄成分”をチェックせよ!という事です。

というのもメーカー側はシャンプーに配合されるサブ的な成分ばかりアピールしまくりますが、シャンプーで最も影響力がある成分は”洗浄成分”なんです。

どんなシャンプーも成分の殆どが水でその次に多い成分が洗浄成分。成分全体の10%以下の中に頭皮ケア成分やら、毛髪補修成分やらが配合されている感じなんです。

もし、あなたがシャンプーを新しく購入する時はずぇっったい!に洗浄成分だけはチェックして欲しい。これだけで「購入して失敗したぁ!」というのはかなり避けられるはずなので。

という事で『サローネ スーパーブラウン MXシャンプー』の全成分がコチラ↓

水、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na、コカミドDEA、ココイルアラニンTEAココベタイン、ココイルサルコシンTEA、ココイルグルタミン酸TEA、ヤシ脂肪酸TEA 、 ココアンホ酢酸Na、ヘマチン、パンテノール、サンショウエキス、シコンエキス、DNA-K、 ホホバ油、ポリクオタニウム-10、塩化Na、オレス-10リン酸、エタノール、 フェノキシエタノール 、BG、クエン酸、メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベン、香料

黄色にマーキングされている成分がシャンプーの命!とも言える洗浄成分になります。

記載されているのが早ければ早いほど、配合されている量が多いので最も配合量が多い成分が”オレフィンスルホン酸”という成分といういことになりますね。

で、冒頭でもお伝えしましたが、私が嫌悪している成分と言うのがこのオレフィンスルホン酸なんです・・・なぜサロンシャンプーなのにこの成分がメイン成分なのか(汗)

ではどんな成分が配合されているのか?1つずつ見ていきましょう!

成分1、オレフィン(C14-16)スルホン酸Na

私がシャンプーの洗浄成分でも1,2位を争うほど嫌いな成分がコレ!っというのもシャンプーの洗浄成分の中でもトップレベルに洗浄力が高い!という成分なんです。

最近は成分にちょっと詳しい方も多くなっているので、『ラウレス硫酸Na』の配合が避けられるようになってきました。

が、このオレフィンスルホン酸は避けられるようになったラウレス硫酸Naとほぼ同じ成分なんですね(汗)むしろ、ラウレス硫酸Naよりも刺激性が高いとも言われてます。

洗浄力が高いなら、良いじゃないか!っと思われる人もいるかと思いますが、必要以上に頭皮の皮脂をとってしまうと、逆に頭皮トラブルを招く可能性があるんです。

頭皮の皮脂は雑菌の繁殖を避けたり、乾燥を防ぎフケの発生を抑える効果もありますからね。むやみに脱脂しまくればOk!というわけでも無いんです。

それでも、洗浄力が高いものが良い!っという人には『酸性石鹸系』の洗浄成分などもありますので、あえて市販シャンプーに配合されるようなオレフィンスルホン酸シャンプーを使う意味は無い!っと思います・・・

成分2、ココイルアラニンTEA

2番めに配合されるのが私が大好きな、大好きなアミノ酸系成分!ラウロイルメチルアラニンなどとほぼ同じ性質の成分ですね。

頭皮や髪と同じ弱酸性の性質で刺激性&洗浄力はかなりマイルド。サラサラ系の質感に仕上げてくれる上質な洗浄成分。

女性用のヘアケアシャンプーのメイン成分にも配合されるような成分ですね。

成分3、ココベタイン

どんなシャンプーにも絶対配合しているだろ!ってくらいよく見る成分がコレ。ベタイン系の洗浄成分。

市販シャンプーなんかには『コカミドプロピルベタイン』という成分がほぼ確実に配合されていますが、それとほぼ同じ。

特徴としては刺激性や洗浄力はかなリマイルドな成分で、洗浄力を抑える為に配合される成分でもあります。

成分4、ココイルサルコシンTEA

これもアミノ酸系成分。アミノ酸系成分なので「頭皮にも髪にも優しい成分なのか?!」っと思われますが、アミノ酸成分でも珍しく洗浄力が高い成分でもあるんです。

単体の洗浄力だけで言えば、かなり強いので髪のきしみや乾燥が気になる人には向いていない成分ですね。

成分を総合的に見ると、、、オレフィンスルホン酸というメチャ洗浄力が高い成分をベースにアミノ酸系とベタイン系のマイルドな成分で洗浄力のバランスを取っているって感じ。

うーむ、、、メンズ向けとしては「オイリー肌向き」っと考えれば全体的にバランスは取れている印象。

ただ気になるのはやはりオレフィンスルホン酸ですね(汗)市販シャンプーに多く配合される安価な成分ですし、刺激性も高い。

まあ、他の成分が優しい成分なので使ってすぐにヒリヒリする等は無いはず。(皮膚が弱い人はかゆみなど感じるかも)

とは言え、他にも『ラウレス-カルボン酸』などの刺激が低いけど、洗浄力が強い成分もあるわけです。

なのであえて刺激性の強いオレフィンスルホン酸が配合されているシャンプーを選ぶ理由もないかなと言うのが私の意見。

使った直後の使用感は変わらなくても、5年、10年と使い続けたら刺激性の違いが出てくる可能性もありますからね(汗)

2つの良成分とは?

洗浄成分に関してはメイン成分がビミョー過ぎ!って感じでしたが、その他の成分はサロンシャンプーということもあってGOOD!

1,ヘマチン

キターーー!っと叫びそうになるほど、私が大好きな成分がこのヘチマみたいな名前の成分。

特徴としては、毛髪のハリ・コシ感アップや白髪予防、カラーの色持ちアップ、頭皮ケアなどが期待できると言われている成分なんです。

もう人類の頭皮、髪を改善する為に生まれてきたんでしょ?っと問いたくなるほど、あらゆる効果が期待できると言われてます↓

・ハリ・コシ感アップ
・カラーリングの発色アップ
・カラー退色防止
・紫外線防止
・頭皮の消臭効果
・髪や頭皮に残ってしまう、カラー、パーマ剤の残留液除去
・頭皮環境改善効果に期待○

引用:http://suncall-net.co.jp/product/r21.pdf

まあ、シャンプーに配合されている成分なので白髪予防や頭皮ケア効果はあまり期待しない方が良いと思います。。。濃度はそれほど高く無いと思われますので(汗)

ただ、ハリ・コシ感アップやカラーの色持ちアップは使い続ける事で、期待するのはありだと思いますね。

2,パンテノール

誰もが知っているであろう超有名市販シャンプー『パンテーン』のネーミングの元になっている成分がコレ。

特徴としては、毛髪を作り出す『毛母細胞を活性化⇛頭皮ケア促進』が期待できると言われている成分ですね。

ただ、この成分によって具体的にどの程度頭皮ケア効果が期待できるのか?!っと言った研究データは見つかりませんでした(汗)

かなり古くからある成分なので、頭皮ケア効果があるのか?誰かが実験しているはずなのですけどね。

いずれにしても、シャンプーに配合されている成分なので過度の期待は禁物!かと思います。

【結論】その他の成分は良し!ただ洗浄成分がちょっと残念。

その他の成分には結構力を入れている印象ですね。ヘマチンやパンテーンと言った頭皮ケア成分が配合されているのは好印象。

ただ、その他の成分がそこそこ良いのに残念なのが洗浄成分の『オレフィンスルホン酸』ですね・・・

高級アルコール系という原料が安く洗浄力がメチャ高い成分なので、メーカー側が好んで使う成分なんですが、消費者側にとっては良い成分とは言えません(汗)

洗浄力が高い物が良いっ!っ人にはもっと刺激性が低い別の成分だってありますし、あえてこの成分が配合されているシャンプーを選ぶ意味もないかなぁと。

ただ、執筆時点ではありますがAmazon価格を参照すると、約3200円で1000mlと超大容量。1mlあたりはぬぁんと!3.2円。

これは安い、サロンシャンプーにしてはあまりにも安すぎるっ!

個人的には決して使いたいとは思えませんが、もし、あなたが「頭皮は強い」「オイリー肌」「髪のダメージや乾燥は気にならない」というなら検討してもありかなぁと。

『サローネ スーパーブラウン MXシャンプー 』を検討している人はぜひぜひ参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m

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