【解析】YOU TOKYOシャンプーはクセ毛に効果ある?3つの優良成分をレビュー!

元美容師Mです。

今回はくせ毛やチリ毛さんのためのシャンプーYOU TOKYOシャンプーの洗浄成分を解析&本当にクセがが収まるのか?評価していきたいと思います。

チリ毛の毛髪診断士さんが開発した!というコンセプトシャンプーなので、かなりくせ毛改善に期待できそうなイメージではあるんですが・・・

正直このシャンプーでくせ毛を改善するのは難しいかと(汗)いや、成分的にはかなり上質なんです。本当に。

ただ、くせ毛と一言で言っても色んなタイプがあるので、ただ保湿力が高いシャンプーを使えば収まる!とも言い切れないんですよね。

そして、確かにメンズシャンプーとしては保湿力の高いシャンプーではあるんですが、300種以上のシャンプーを見てきた私からすると「ちょっと物足りないな・・・」っと感じてしまったのが正直な所。

では一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか?!全力で解説していきたいと思います。

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【最重要】YOU TOKYOシャンプーの洗浄成分は?

クセ毛さん用シャンプーだろうと、スカルプシャンプーだろうとぜっったいに見たいといけないので洗浄成分です。

メーカー側は「〇〇保湿成分配合!」とか「ノンシリコン!」とかその他の成分ばかりアピールしますが、シャンプーの成分の殆どは水と洗浄成分。

その他の保湿成分がいくら豪華だろうと、メインの洗浄成分が強力すぎたら、保湿成分以上に脱脂力が強いので意味がなくなります(汗)

クセ毛が爆発する原因の1つは「毛髪内の水分バランスが崩れている」というのも原因の1つなので、洗浄成分は超々重要なんです。

アミノ酸配合シャンプー!っと書かれいても実は成分を見ると、市販シャンプー並じゃんっ!という事もよくあるので、あなたがシャンプーを購入する際は絶対にどんな洗浄成分が配合されているのか?!チェックするようにしてください。

っという事で『YOU TOKYOのシャンプー』の全成分がコチラ↓

水 、ラウロイルメチルアラニンNa 、ココイルグルタミン酸TEA 、ソルビトール 、コカミドプロピルベタイン 、ヤシ油脂肪酸PEG-7グリセリル 、セテアレス-60ミリスチルグリコール 、コカミドメチルMEA 、加水分解コラーゲン 、ヒアルロン酸Na 、シア脂油 、サトウカエデ樹液 、ハチミツ 、スクワラン、チョウジエキス 、グレープフルーツ果皮油 、オレンジ油 、レモン果皮油 、メントール 、ボタンエキス 、ヒキオコシ葉/茎エキス 、フユボダイジュ花エキス 、ポリクオタニウム-10 、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 、BG 、クエン酸 、エタノール 、フェノキシエタノール 、安息香酸Na

黄色にマーキングされている成分がこのシャンプーの命!とも言える洗浄成分になります。

うーむ、流石クセ毛さん専用シャンプーというだけあって、全てが上質です。笑

市販シャンプーとかだとアミノ酸系シャンプー!っと書かれいても実はちょっぴりしかアミノ酸系成分が配合されていない事が大半なんです。

しかし!今回のYOU TOKYOのシャンプーは本当にアミノ酸系成分とベタイン系のマイルドな成分しか配合されていません。

では一体どんな洗浄成分が配合されているのか?!1つずつチェック!

成分1、ラウロイルメチルアラニンNa

一番最初に記載されている成分なので、最も配合量が多い洗浄成分がコレ。

紛れもなく頭皮や髪に優しいアミノ酸系の洗浄成分ですね。女性向きのヘアケアシャンプーに配合されるような上質な成分。

後述するココイルグルタミン酸系の成分よりも、サラサラ感重視の成分ではあります。

が、市販に多く配合される『ラウレス硫酸Na』なんかと違って、ムダに頭皮や髪の水分量を奪わないのでクセ毛さんに向いている!っというのはあながち間違ってないです。

成分2、ココイルグルタミン酸TEA

コレ!私がシャンプーの洗浄成分の中でも最も大好きな成分!

もちろんこれもアミノ酸系の洗浄成分で頭皮や髪に優しく洗浄力もかなり、かなりマイルド!こちらはラウロイルメチルアラニンよりも、しっとりとした質感に仕上げてくれる洗浄成分ですね。

正にクセ毛さんにも使って欲しい!っと言える洗浄成分。

成分3、コカミドプロピルベタイン

こちらはどんなシャンプーにも配合されるベタイン系の成分ですね。

アミノ酸系よりはやや洗浄力が高い印象ではありますが、刺激性や洗浄力はマイルド。悪い成分ではありません。

ただ、本当に市販シャンプーから高級シャンプーまで、殆どのシャンプーに配合される成分なので「凄い!」っと興奮するほどじゃあありませんね。

で、洗浄成分を総合的に見ると、、、上質なアミノ酸系成分2種類をベースに、ベタイン系のマイルドな洗浄成分を+しているという感じ。

うん、間違いなくハイクオリティな配合成分です。

女性用の高価なヘアケアシャンプーに配合されるような成分のみしか配合していないので、確かにクセ毛さん使うのはアリ!だと思いますよ。

ただ、あえて難点を挙げるなら洗浄力がかなり、かなりマイルドなので頭皮の油分量が多いメンズだと、「なんか物足りない」っと感じる可能性は高いかなぁと。

2つの良成分とは?

1、加水分解コラーゲン

最もクセ毛を抑える効果が期待できそうな成分がコレ!『加水分解コラーゲン』

保湿力アップが期待出来る成分で、毛髪の水分量をアップさせる事でクセ毛の原因の1つである、水分量バランスを整えクセ毛を抑える事が期待できます。

もちろん、私がテキトーに言っているわけじゃなく以下のように↓

コラーゲントリペプチド配合化粧水は対照化粧水と比較して有意に角層水分含有量を増加させることが確認された。
出典:加水分解コラーゲンとは…成分効果と毒性を解説

コラーゲン配合されている化粧品とされていない化粧品で保湿力を比較した実験だと、明らかにコラーゲンが配合されている化粧水の方が保湿力が高くなったという結果も出ているんですね。

なので、”チリチリクセ毛さん”ではなく、水分量のバランスが崩れている”うねうねクセ毛さん”にはある程度、クセ毛を抑える効果は期待できるかと。

ただ、この成分もスゴイレアな成分ってわけでもなく、やや高めな市販シャンプーにも配合されている成分だったりするので、そこまで感動しないのが正直なところ(汗)

2,ヒアルロン酸Na

もう知名度においてはトップクラスだろ!っと言いたくなる保湿成分。

保湿成分と言えばヒアルロン酸!っと言うイメージがありますが、実はグリセリンなどの保湿成分より保水力は低いという実験結果もあったりします↓

ヒアルロン酸Naは、短時間においては吸湿量が最も大きいが、長時間においてはPCA-Naやグリセリンのほうが大きく、中程度の吸湿量であることが示された。

出典:ヒアルロン酸Naとは…成分効果と毒性を解説

保湿力が高いのは間違いないんだけど、この成分もやや高めの市販シャンプーには配合されることが多い成分ですね。

3,シア脂油

こちらもボディクリームによく配合されるような保湿成分でレア感は特にナシ。

ただ、保湿力が高い成分ではあるので、やはりコレも水分バランスが崩れてしまっているクセ毛さんにはある程度効果は期待できるかなぁと。

10人の被検者の前腕に5%シア脂配合クリームまたは無添加クリームを1日1回30日間適用し、皮膚水分量を測定したところ、以下のグラフのように、

5%シア脂配合クリームは、短時間で保湿効果を示し、連用することで効果が持続することがわかった。
出典:シア脂とは…成分効果と毒性を解説

クセ毛に特化している成分!ってわけでもないですが、ある程度保湿することでクセを抑える事はできかと。

全体的に保湿力が高い成分が配合されている印象ではありますね。ただ、300種以上のシャンプーを見てきた私からすると、「やや物足りないかも・・・」っと感じてしまったのが本音。

っというのも他にもヒアルロン酸の2倍もの保湿力がある『リピジュア』やヒアルロン酸よりも290倍も吸着力がある『ヒアロベール』なんかもあるので、その辺りも配合してくれればもっと最高ぅ!だと思いました。笑

結局、クセ毛は改善するの?

で、問題は結局のところクセ毛は改善するのか?!という点ですよね。

ただ、クセ毛を抑える効果が期待できるかどうか?!はあなたのクセ毛タイプによります。

っというのもクセ毛と一言で行っても、チリチリに生えてくる縮毛の人もいれば、捻転毛といってうねうねとしたクセ毛もあります。

捻転毛のような全体がうねうねしているクセ毛の人は、毛髪内の水分バランスが崩れているのが原因の1つ。

洗浄力が強いシャンプーから、今回のようなアミノ酸で保湿力のあるシャンプーに変えることで、ある程度クセを抑える事は可能。

硬いタンパク繊維(P-コルテックス)は水分を含みにくく、柔らかいタンパク繊維(O-コルテックス)は水分を含みやすい性質をもっているので、外気に湿気が多いと不均等に髪が膨らみ、乾燥した時より髪1本1本の縮れが強くなり、全体のボリュームが出やすくなる、と言われています。
出典:https://web.archive.org/web/20170617232802/http://www.sara-hea.com/basis/cause.html

ただし!チリチリとした縮毛の人は毛根が曲がって生えているので、いくら水分量のバランスを整えるようなシャンプーと使っても、正直あまり改善しません(涙)

YOU TOKYOのシャンプーの公式ページでも縮毛の方のBefore⇛after画像がありますが、正直言ってこれは・・・全くクセは収まっていないように見えます(汗)

出典:YOU TOKYOシャンプー公式

全体的なボリュームが抑えられているようには見えますが、この程度であればドライヤーの使い方を変えることで、抑えることはできます。

これは、シャンプーを変えただけでボリュームが収まるってわけじゃないですね・・・

もし、あなたが”チリチリとしたクセ毛”場合は、ある程度スタイリングがしやすくなる程度くらいに考えた方が良いと思います。

【結論】良シャンプーなのは間違いなし!クセ毛が収まるか?はあなた次第。

宣伝されているとおり、洗浄成分は上質なアミノ酸系成分のみで作られていますし、その他の保湿成分も「コレッ!」っと思える成分はそこまで無かったにしろ、保湿成分は抑えられている印象。

ただ、テキトーに「クセ毛専用シャンプー」っと言っているだけじゃないのは、成分を見るとヒシヒシ伝わってきております。笑

とは言ってもこのシャンプーを使ってクセ毛が改善がするかと言うと、それはあなたのクセ毛タイプ次第というところがあります。

YOU TOKYOのシャンプーの公式サイトでも触れられていますが、シャンプーだけでクセ毛を抑えるのはどうしても限界がありますし、縮毛系のクセ毛だと「ちょっとスタイリングがしやすくなる程度」に考えた方が良いかと。

もう一点は洗浄力は確かにマイルドなのですが、クセ毛専用シャンプーならもう一歩、『ヒアロベール』などの保湿力が高い成分が欲しい所。

もし、あなたがクセ毛を抑えられるシャンプーを探し求めているなら、『ヒアロベール』や『ジヒドロキシプロピルアルギニンHCl』などの保湿力が更に高い成分が配合されているバルクオムシャンプーも検討していいかと思います↓
【元美容師が解析】バルクオムシャンプー 4つの優良成分と2つの弱点とは?

私自身、バルクオムシャンプーも使いましたが、本当にしっとり感がヤバかったので。笑

YOU TOKYOのシャンプーを検討されてりる人はぜひぜひ参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m

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