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元美容師Mです。
今回はDHCさんが販売している「DHCブラックコンディショニングシャンプー」の成分を解析＆本当に良いシャンプーなのか？！全力で評価していきます！
結論から言ってしまうと、男性が使うには良シャンプー！ではあるんですが、とある成分だけちょっと気になるなぁと言うのが本音。
このとある成分が配合されていなければ「最高クラス！」と言えるシャンプーでもあるんですが・・・
ただ、全体的な成分の質で言えば明らかにその辺の市販シャンプーより、数次元レベルが高いのは間違いないです。
では一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか？！全力で解説していきます！
⇛【男性限定】本当に市販のみ!髪のプロがオススメシャンプー7選を発表します！
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【最重要】DHCブラックコンディショニングシャンプーの洗浄成分は？
当ブログでずーーっと言い続けているのが、シャンプーを選ぶ際はぜっったいに洗浄成分をチェックせよ！という事です。
どんなに頭皮ケア成分やら保湿成分やらを配合しようと、シャンプーのメイン成分である洗浄成分の質が低いと、その他の成分なんてなんの意味もありません・・・
シャンプーは水が６～８割、洗浄成分が２～３割で、残りの１割り程度の中に保湿成分やら補修成分。頭皮ケア成分が配合されているんです。
つまり！水の次に配合量の多い洗浄成分が最も影響力が高い！というわけですね。
もし、あなたが新しくシャンプーを購入検討する際は、全部の成分を見ろっ！とは言いません。ただ、洗浄成分だけはチェックしてみて欲しいです。
これだけでも大外れはかなり避けられるはずなので！
っという長い前置きを置いた上で『DHCブラックコンディショニングシャンプー』の全成分がコチラ↓
水、ココイルメチルタウリンＮａ、コカミドプロピルベタイン、オレフィン（Ｃ１４－１６）スルホン酸Ｎａ、ＢＧ、ＰＥＧ－２コカミン、コカミドメチルＭＥＡ、加水分解ケラチン（羊毛）、ジラウロイルグルタミン酸リシンＮａ、クエン酸、セテアレス－６０ミリスチルグリコール、メントール、炭、ソウハクヒエキス、マコンブエキス、ダイズ種子エキス、ケンフェリアパルビフロラ根茎エキス、ヒジキエキス、ポリクオタニウム－２２、ポリクオタニウム－１０、硫酸化ヒマシ油、塩化Ｎａ、ステアリン酸ポリグリセリル－１０、ポリグリセリン－１０、ミリスチン酸ポリグリセリル－１０、エチドロン酸、エタノール、プロパンジオール、デヒドロ酢酸Ｎａ、安息香酸Ｎａ、香料
黄色にマーキングされている成分がこのシャンプーの命！とも言える洗浄成分になります。
流石、DHCさんサロンシャンプーでもメインに配合されるような質の高い成分が、最も多く配合されていますね。思わずニヤついてしまった。笑
ただし！全てが上質な成分ってわけでもなく、とある成分が刺激が強めで洗浄力もバリバリ強い成分なんですよ。
これさえ、、、これさえ配合していなければ最強クラスのシャンプーだと言えたのですが・・・
っという事で成分の特徴を１つずつ解説！
成分1、ココイルメチルタウリンＮａ
最も配合量が多いメイン成分とも言えるのがコレ。タウリン系の成分ですね。
女性用のヘアケアシャンプーのメインにも配合されるくらい刺激性＆洗浄力はマイルド。
最近よく宣伝されている”アミノ酸系”よりは若干洗浄力が高めではありますが、ダメージヘアでも問題なく使えます。
もうこの時点で市販のシャンプーでは頭１つ抜けている感じ。
成分2、コカミドプロピルベタイン
２番めに多く配合されるのが”ベタイン系のマイルドな成分。こちらも洗浄力＆刺激性はマイルド。
原料が安価なので500円程度から3000円超えのシャンプーにまで幅広く採用される成分ですね。もう本当に「全部のシャンプーに配合されているんじゃないか？」ってくらいよく見かける成分です。笑
成分３、オレフィン（Ｃ１４－１６）スルホン酸Ｎａ
冒頭でとある成分とお伝えしたのがコレぇ！高級アルコール系の成分で刺激性が強めであり、洗浄力もメチャ高いのが特徴。
成分単体の刺激性で言うと、最近市販シャンプーには配合されなくなりつつある『ラウレス硫酸Na』よりも更に刺激が高い成分でもあります。
美容室なんかでも「ラウレス硫酸Naが配合されているシャンプーはヤバいっすよ～」っと教えられるのか、ラウレス硫酸系が配合される事が少なくなりつつあります。
が！変わりにこのラウレス硫酸より、若干刺激が強く洗浄力はほぼ同等のオレフィンスルホン酸が配合されることがかなり多くなっているんですよね(汗)
ラウレス硫酸フリーって書いてあっても結局同じような成分配合してんじゃんっ！みたいなシャンプーはかなり多くなってきましたね。
刺激性も洗浄力も高いのでこの成分が配合されている時点で、私は使いたい！っと思えません・・・
総合的に成分を見ると、、、サロンシャンプーに配合されるようなマイルドなタウリン系の成分をベースに洗浄力アップの為、オレフィンスルホン酸を配合しているという感じ。
うーむ、、、オレフィンスルホン酸が単体で配合されているわけじゃなく、あくまでもタウリン系がベースなのでそこまで刺激や洗浄力が強すぎるのは気にする必要は無いかも。特に皮脂量の多い男性においては。
ただ、別に洗浄力が強めが良い！という人でも、他にも刺激性は低いけど洗浄力は強めな酸性石鹸系成分なんかもあるし、あえてオレフィンスルホン酸が配合されているシャンプーを選ぶ意味も無いかなと・・・
2つの良成分とは？
炭やらコンブエキスやらアレコレ配合されていますが、私が心から良い！っと思えたのは2つの成分です。
１，加水分解ケラチン（羊毛）
まずはコレ。ヘアケアシャンプーには結構多く配合される鉄板的な補修成分ですね。
毛髪はケラチンタンパクというタンパク質でできているのですが、その毛髪のタンパクに近い成分を入れることで、毛髪の強度やハリ・コシ感アップが期待できる！ってわけです。
一応、以下のようにケラチンを毛髪に塗布することで、手触り感アップが期待できる！といったデータも出ています↓
試料 濃度 髪の滑らかさ 髪のツヤ 加水分解ケラチン 0.001 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 0.004 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 0.04 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 0.4 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 4.0 ◎ ◎ 加水分解コラーゲン 0.2 ☓ △
もちろん、一度ダメージを受けた毛髪が完全に復活する事はありえないのですが、ハリ・コシ感アップは期待して良いかと！
２，ジラウロイルグルタミン酸リシンＮａ(ペリセア)
ぬおおお！っと私が興奮した成分がこのペリセアという補修成分。
毛髪に付着するとたったの1分程度で、高速浸透＆補修し続けてくれるという、人類の毛髪を補修する為に生まれてきたような成分です。笑
私が妄想で言っているわけじゃなく、以下のように研究結果も出ていますね↓
出典：旭化成ファインケムより
ただ補修力が高い！ってだけじゃなく、浸透性も高く”洗浄した後でも毛髪内に留まっている”という結果がでています。
こちらについても完全に毛髪を元に戻すなんてことはできませんが、「髪のダメージが気になる」「乾燥が気になる」「ボリューム感アップ成分が欲しい」という人にはGREATな成分ですね。
3000円超えのシャンプーにも配合されていたりするほど、優良な成分↓
⇛【ハーブガーデンシャンプー】男性の抜け毛やニオイに効果なし!3つの根拠とは？
もう、全てのシャンプーに配合して欲しいくらいです。笑
他にも植物性エキスやら炭などの成分も配合されていますが、このあたりはオマケ程度に考えた方が良いかと。
【結論】全体的にバランス良し！スルホン酸はちょっと気になる・・・
全体的にバランスが良いですね。本当にドラッグストアに置かれているようなシャンプーより、1段階以上はレベルが高い印象。
唯一気になるのはやはり、オレフィンスルホン酸という洗浄力＆刺激が強めな成分ですね・・・
くぅ～これさえ配合していなければ、ホント最強！っと言えそうなくらい良シャンプーなのに！
とは言ってもベース成分がタウリン系で、ベタイン系の成分も配合されているので刺激が強すぎる！ってことも無いし、使ってすぐにパサパサする！ってことも無いかと。
そして、価格！一本辺り2000円と市販シャンプーにしてはかなり高価。ただ、一本辺りの容量が480mlとなかなかの大量なので、コスパはそこまで悪くないです。
ただ、オレフィンスルホン酸が配合されて無いで、『ペリセア』なんかの補修成分が配合されているシャンプーもあるので、「髪のダメージが気になる！」と言うならコチラの方が圧倒的にオススメ↓
⇛【元美容師が解析】本当に良成分!BOTANISTシャンプー(ダメージケア)を全力でレビュー！
黒系の成分は配合されてませんが、価格も安いしクオリティは市販シャンプーの中では最強クラスなので。笑
ぜひぜひ参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m
