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元美容師Mです。
今回はサンコールさんが販売しているクール系シャンプー「ミントベル フレッシュグリーンシャンプー」の成分を解析&本当に優れたシャンプーなのか?!全力で評価してきたいと思います。
実はこのミントベル、私が現役時代から愛用しているシャンプーの1つで、真夏になると絶対購入するシャンプーって決めています。笑
っというのも爽快感がスゴイ!ってだけじゃなく内容成分もGOOD!むしろメインシャンプーに使っても良い!ってくらい内容成分も優れているんです。
ミントベルシリーズの中でも、グリーンは”最もクール系がマイルド”なので、好みは別れますが配合されている成分が優れているのは間違いない。
では一体どんな成分が配合され、どんな人向きのシャンプーなのか?!元美容師の私が解説していきます!
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【最重要】ミントベル フレッシュグリーンシャンプーの洗浄成分は?
クール系シャンプーだろうと、最も重要な成分は”洗浄成分”です。シャンプーに配合される成分は水が70%前後、洗浄成分が20%程度。
で、残りの10%程度の中に保湿成分や、メントール、香料などが配合されているって感じの配合なんですよね。
つまり!水はどれだけコダワッても水でしか無いので、最も影響力のある成分は洗浄成分だッ!っという事です。
いくら、保湿成分やら頭皮ケア成分やらコダワリまくってても、肝心の洗浄成分の刺激や、洗浄力が強すぎだったらほぼ無意味。
もし、あなたが新しくシャンプーを購入する際はずぇっったいに”洗浄成分”だけはチェックして欲しいです。
という事で『ミントベルフレッシュグリーンシャンプー』の全成分がコチラ↓
水、ココイルメチルタウリンNa、ココアンホ酢酸Na、コカミドDEA、PG、ラウロイルメチルアラニンNa、クエン酸、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)、メントール、センブリエキス、グレープフルーツ果実エキス、カキタンニン、乳酸Na、BG、DPG、グリセリン、エタノール、(C12-14)パレス-5、(C12-14)パレス-7、(C12-14)パレス-12、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、ポリクオタニウム-10、セテアレス-60ミリスチルグリコール、EDTA-2Na、BHT、安息香酸Na、香料
黄色にマーキングされている成分が、シャンプーにおける命!とも言える洗浄成分になります。
サロンシャンプーというだけあって、その辺の市販シャンプーとはクオリティが一段も二段も高い!
メントール入りのクール系シャンプーってとにかく洗浄力をゴリッゴリに高くしてやるッ!みたいなシャンプーが多いんですが、ミントベルは爽快感が高いだけってだけじゃなく、洗浄成分もマイルド。
ではどんな成分が配合されているのか?!1つずつ解説していきますね!
成分1、ココイルメチルタウリンNa
一番最初に記載されている成分がコレ。なので、ミントベルにおいて最も配合量が多いメイン成分と言えるのもこの成分になります。
特徴としては最近流行りのアミノ酸系成分にかなり近く、頭皮にも髪にも刺激性&洗浄力はマイルド。アミノ酸系よりも若干洗浄力が強めなので、アミノ酸系だとべとついてしまうという人に合っている成分ですね。
あなたがなるべく頭皮に刺激を与えたくない!と言うならベストマッチな成分かと。
成分2、ココアンホ酢酸Na
こちらも刺激性や洗浄力はかなりマイルドな成分。ココアンホ~っと付くのでアミノ酸系成分のように感じますが、ベタイン系に分類される成分ですね。
凄く珍しい!ってわけでは無いですが、髪に柔軟性やツヤ感を与える良成分の1つ。
成分3、ラウロイルメチルアラニンNa
キタッ!私が大好きなアミノ酸系の洗浄成分がコレ。女性用のヘアケアシャンプーに配合されるような成分。
頭皮や髪と同じ弱酸性の性質があり、刺激性や洗浄力はかなりマイルド。洗浄成分なのに毛髪にサラッとして質感を与える優良成分の1つですね。
ダメージヘアや乾燥毛などにベスト!な洗浄成分であります。ただ、メンズで油分が多い方の場合だと、洗浄力が物足りない・・・っと感じるかも(汗)
成分を総合的に見ると、、、やや洗浄力があるタウリン系をベースに、ベタイン系とアミノ酸系のマイルドな成分をプラスしているという感じ。
うーむ、、、上質。明らかに上質。メンズ向けのシャンプーって大抵「とにかく洗浄力をMAXにしておけば気持ちいいだろ!」みたいな強い成分が配合される事が多いんですよね・・・
ただ、ミントベルシャンプーは頭皮にも髪にも優しいマイルドな成分のみしか、配合されていませんでした。
もし、あなたが爽快感を感じたいだけってだけじゃなく、頭皮に優しい成分のシャンプーを使いたいっていうならアリ!ですね。
3つの良成分と効果とは?
洗浄成分がGOOD!ってだけじゃなく、サロンシャンプーらしくその他の成分も優良。
流石にヘアケア用のシャンプーに比べると、物足りない感じはありますが、メントールシャンプーでこれだけ入っているなら間違いなく優秀。
では一体どんな成分が配合されているのか?!見ていきましょう!
成分1、ココイル加水分解ケラチンK(羊毛)
まずはコレ、ココイル加水分解ケラチンという毛髪補修成分ですね。
ヘアケアシャンプーなんかには結構多く配合されているので、スゴイッ!っと興奮するほどでは無いですがハリ・コシ感やボリューム感アップは期待できるかと。
もちろん、私が適当に言っているわけじゃなく以下のように加水分解ケラチンによって「ツヤ感」「髪のなめらかさ向上」が期待できる!と言った、検証実験結果も出ているんです↓
試料 濃度 髪の滑らかさ 髪のツヤ 加水分解ケラチン 0.001 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 0.004 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 0.04 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 0.4 ◎ ◎ 加水分解ケラチン 4.0 ◎ ◎ 加水分解コラーゲン 0.2 ☓ △
似たような成分に加水分解コラーゲンという成分もあるのですが、コラーゲンの成分よりもケラチンの方が効果が高いとい結果が出ていますね。
あくまでも、シャンプーに配合されている成分なのでこれだけでダメージがみるみる補修される!なんて事はありえませんが、ハリコシ感アップは期待しても良さそう。
成分2、カキタンニン
言わずとしれた、消臭成分がコレ!もう、メンズの消臭系シャンプーにはこれでもか!って程配合されている事が多い成分ですね。笑
特にレアな感じはありませんが、とある実験結果によると加齢臭の原因”ノネナール”によるニオイを抑える効果が期待できるとのこと↓
0.0001%-5%濃度のカキタンニンを用いて不飽和アルデヒドであるノネナールの消臭効果を検討したところ、以下の表のように、
カキタンニン濃度(%) ノネナール消臭率(%) 評価 0 0 ☓ 0.0001 80 ○ 0.001 95 ○ 0.01 100 ◎ 1 100 ◎ 3 100 ◎ 5 100 ◎ カキタンニンは、0.01%濃度以上で100%不飽和アルデヒドを消臭することが示された。
出典:カキタンニンとは…成分効果と毒性を解説
たった0.001%カキタンニンを配合するだけで、95%もの消臭率を誇る・・・だと?!とビビりました。笑
ノネナール以外のニオイはどの程度消臭してくれるのか?がちょっと気になりますが、頭皮から加齢臭が漂うのが気になる人はアリな成分ですね。
成分3、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー
この成分に関してはオススメ!と言う成分ではないのですが、髪の毛のツヤ感や手触り感をアップさせる成分。所謂、”シリコン”ですね。
最近は「ノンシリコンシャンプー!」なんて売られ方をしているシャンプーがかなり多いので「シリコンて悪い成分なのか?!」っと思いがちですが、別に悪い成分じゃないんです(汗)
頭皮につまるとか、カラーが染まりにくくなるとか根拠も無く言われていますが、資生堂さんの実証実験によって「シリコンが悪影響を及ぼすことは無いッ!」っと10年くらい前から結果がでています。
何故か悪者にされている成分ですが、引っ掛かりや静電気を防止する効果も期待できるので、むしろダメージヘアには良成分なんです。
ただ、シャンプーの後にシリコン入のコンディショナーを使う人が大半なので、人によっては”重く感じる”場合もありますね。
【結論】間違いなく良シャンプーだが・・・
洗浄成分はサロンクオリティですし、その他の成分についてもスゴイ!っと感動するほどじゃないですが、レベルは全体的に高い印象。
私自身、5年以上使い続けていますが、1度も不満を感じた事が無いし、この手のメントール系シャンプーではトップクラスのシャンプーだと心の底から思います。
コスパについても、Amazonなら約1800円程で、容量が290ml。1mlあたりは6.2円とコスパもGREAT!
ただーーし!今回のグリーンフレッシュは、私が以前解析した『ミントベルマリンブルー』に比べると、かなりかなり清涼感が劣ります。
人によってかなり差があるので一概にどっちが良いとは言えないですが、もしあなたが「とにかく爽快感MAXなシャンプーが使ってみたい!」っというならマリンブルーの方を全力でオススメします。
逆に「ちょっぴりスーッとすれば良いや」って人はグリーンフレッシュをオススメします。
マリンブルーは、、、爽快感はとにかく高いんですがメントールが強すぎて、人によっては”痛い”っと感じる人もいましたので(汗)
ミントベルを検討している人はぜひぜひ、参考にして頂ければ幸いですm(_ _)m