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元美容師Mです。
今回は超有名頭皮ケア剤リアップシリーズシャンプーの上位版とも言える『リアップエナジー薬用スカルプシャンプー(ドライ)』の成分を解析＆全力で評価していきたいと思います。
あのリアップシリーズの上位版シャンプーなんだからとんでも無くスゲェぇ成分が入っているんだろ！っと思うじゃないですか？
私も思いました。。。が、配合されている成分を見てガッカリ、今年一番にガッカリ。
っというのも、大塚製薬の毛髪研究から生まれたシャンプー！っと宣伝しているのに中身は本当に市販レベルなんです(汗)
いや、むしろ場合によっては市販よりもレベルが低いかも・・・これは何も私が大げさに煽っているわけじゃなく、配合されている成分を冷静にチェックすればあなたでもご理解頂けるはず。
っというわけでリアップエナジーシャンプーに配合されている成分と、どんな人向きのシャンプーなのか？今まで300種以上のシャンプーは見てきた私が全力で解説してきます！
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【最重要】リアップエナジー薬用スカルプシャンプー(ドライ)の洗浄成分は？
リアップブランドだろうが、シャンプーにおいて最も重要な成分が”洗浄成分”です。
いくら頭皮ケア効果が高いと言われる成分をアレコレ配合していようと、シャンプーのメイン成分とも言える洗浄成分がメチャ強かったり刺激性が強かったら意味がありません。
メチャクチャ強い洗剤の中に、ポツポツと頭皮ケア成分など入れたところで効果なんて感じられるわけ無いですからね・・・
あなたが新しくシャンプーを購入する際はぜっったいに、”洗浄成分”だけはチェックするようにしてくださいね。
3000円を超えるようなシャンプーでも洗浄成分が市販レベルのものってかなり多いんで(汗)
っというわけで、『リアップエナジーシャンプー』の全成分がコチラ↓
有効成分 サリチル酸
その他の成分 オウレンエキス、オウバクエキス、タウリン、アロエエキス（2）、ヨクイニンエキス、セージエキス、シャクヤクエキス、海藻エキス（1）、l-メントール、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、テトラデセンスルホン酸ナトリウム液、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液、ラウリルヒドロキシスルホベタイン液、ジプロピレングリコール、塩化O -［2-ヒドロキシ-3-（トリメチルアンモニオ）プロピル］ヒドロキシエチルセルロース、ポリプロピレングリコール、クエン酸、1,3-ブチレングリコール、塩化ナトリウム、エデト酸二ナトリウム、安息香酸ナトリウム、フェノキシエタノール、無水エタノール、水、香料
黄色にマーキングされている成分がシャンプーの命！とも言える洗浄成分になります。
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液⇛コカミドプロピルベタイン
ラウリルヒドロキシスルホベタイン液⇛ラウリルヒドロキシスルタイン
クゥぅぅ～！大塚製薬さんには悪いのですが、読者ファーストの当ブログではハッキリ言わせて頂きます。
ショボい。リアップブランドを背負うシャンプーにしてはあまりにもショボい(汗)
洗浄成分なんか本当に1000円前後の市販シャンプーとほぼ同様レベルの成分しか配合されていませんし、その他の頭皮ケア成分も微妙に感じてしまったのが本音です。
では一体どんな成分どんな成分が配合されているのか？まずは洗浄成分から１つずつチェックしてきましょう！
成分1、オレフィンスルホン酸
高級アルコール系で市販のシャンプーに多く採用される成分がコレ。刺激性がやや高く、洗浄力が激強な成分なので乾燥肌や髪のパサツキ、ダメージが気になる人向きじゃありません。
原価が安価なので、メーカーは配合したがる成分なんですが正直消費者にとってメリットはなんにも無い洗浄成分ですね。
最近はサルフェートフリーと言って、メチャクチャ洗浄力が高い『ラウレス硫酸』の代わりに配合される事が多い成分なんですが、そのラウレス硫酸Naと同等レベルに洗浄力が高いんです(汗)
洗浄力が強めでも刺激性が低い『酸性石鹸系』の成分なんかもありますので、あえてこの成分を配合する意味がちょっと分かりません・・・
成分2、コカミドプロピルベタイン
こちらは刺激性も洗浄力もかなり低いベタイン系の成分。
ベビーシャンプーのメイン成分に配合されるほど、お肌にも髪にも優しい成分ではありますが、こちらも500円程度のシャンプーから3000円超えのシャンプーにまで幅広く採用される成分。
ダメェ！ってわけじゃありませんが、良い！というわけでもなく、プレミア感は皆無な成分です。
成分３、ラウリルヒドロキシスルタイン
上記とほぼ同様のベタイン系の優しい成分。ベタイン系の成分は安価なので安いシャンプーにも多く配合される傾向がありますね。
ここで『ココイルメチルタウリン』何かの優しい成分が配合されていれば、評価はちょっと変わるのですが、配合されている成分の全てが市販シャンプーに配合されているものと同等レベルという・・・
成分を総合的に見ると、メチャ洗浄力が高いオレフィンスルホン酸に気泡力アップ＆洗浄力を調整する為に2種類のベタイン系を配合しているって感じ。
１つくらい高級シャンプーに配合されるようなアミノ酸系成分が配合されているかな？っと思ったのですが、本当に全て市販に配合されるような成分しか無いんです(涙)
っと言うかドライ向けで、一番乾燥肌向きのシャンプーなのに洗浄力の高い『オレフィンスルホン酸』が配合されている時点で、意味が分かりません。
3つの良成分とは？
洗浄成分がショボいのであれば、その他の頭皮ケア成分なんかがメチャ豪華なんだろ？！
っとワクワクして成分表を眺めたのですが、その他の成分に関しても・・・ショボい。
公式サイトには一応、「独自のスカルプ・リフレッシュ成分配合！」っと記載されてるのが、タウリン、オウレン、オウバクの３つの成分。
ただ、これらの成分って別にリアップシャンプーじゃなくても配合されることは普通にありますし、何が”独自成分”なのか？よく分かりません(汗)
成分１、タウリン
リアップエナジーシャンプーが独自成分と謳っている成分の１つがこのタウリン。
頭皮ケア効果的なものは期待出来ないですが、お肌の保護効果はある程度期待できるというデータが出ています↓
”頭皮環境を整える”と言った意味合いで配合されていると考えるなら悪い成分ではないかと。
ただ、タウリンなんて他のシャンプーにいくらでも配合されている成分なので、リアップ独自成分と謳うには弱いですね。
成分２,３ オウレン、オウバク抽出物
雑菌の発育抑制、頭皮の保護効果が期待できる植物エキスです。直接的に頭皮ケア効果が期待できるわけじゃないですが、雑菌の繁殖を抑える⇛かゆみを抑える⇛脱毛防止、、、にはなるかも。
オウレンエキスのアクネ菌に対する抗リパーゼ作用は、抗菌作用により菌の発育が抑制されるために起こるものと考えられる。
出典：オウレン根エキスとは…成分効果と毒性を解説
オウバクエキスも以下のように雑菌の繁殖を抑える結果がでています↓
ディスクを中心とした円の直径を阻止円として計測します。
生薬名 黄色ブドウ球菌 表皮ブドウ球菌 アマチャ 15.2mm 12.0mm ワレモコウ 12.0mm 12.3mm クジン 17.0mm 19.5mm エンジュ 14.0mm 13.7mm カリン 14.0mm 10.0mm エイジツ 10.5mm 13.0mm シャクヤク 9.0mm 10.0mm ボタン 10.0mm 10.2mm オウバク 21.5mm 15.5mm オウレン 24.5mm 18.3mm オウバク抽出物は、黄色ブドウ球菌および表皮ブドウ球菌に抗菌性を有していることが示された。
出典：キハダ樹皮エキスとは…成分効果と毒性を解説
あなたが頭皮にかゆみを感じる、フケが多いなど頭皮トラブルを抱えているなら、悪い成分ではないです。
うーん・・・悪い成分ではないですが、リアップの看板を背負っているにしては微妙すぎぃぃ。
リアップエナジーシャンプーじゃなくても、配合されている成分しか無いですし、頭皮ケア系ブランドなら『キャピキシル』などの頭皮ケア効果が期待できそうな成分は何かしら配合して欲しい所。
ちなみに頭皮ケア剤リアップに配合されている頭皮ケア成分『ミノキシジル』は一切配合されていません。
【結論】リアップエナジーシャンプーを選ぶ理由が見つけられませんでした。
シャンプーのメインとも言える、洗浄成分は市販に配合されているものとほぼ変わらない『オレフィンスルホン酸』がベース。
更にその他の保湿成分なんかもコレッ！っと思えるような成分が１つも配合されておらず、リアップならでは！と言える成分が何１つありませんでした。
これで価格が1,000円程度とかなら、、、
いやそれでも、購入したいとは思いませんがリアップエナジーシャンプーは通常価格が税込で3611円！！とかなり高価格。
容量は400mlなので1mlあたりは9円！っと3,000円超えのシャンプーにしてはやや高いくらいですが、内容成分を考えると「買ってみよう！」とは思えませんでした(汗)
もし、あなたが「リアップブランドが大好きだ！」「リアップシリーズで全部揃えたい」と強く願うなら引き止めはしませんが、単純に頭皮や髪に良いシャンプーが使いたいと言うなら、オススメとは言えません。
