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元美容師Mです。
もう10年くらい前からかなり増えましたよね「ノンシリコンっ！」っとデカデカと売り出しているシャンプーが・・・
シリコンと言うと何かこう、プラスティック製のつぶつぶみたいな物が毛穴に詰まって、それが原因で抜け毛になるんじゃないか？っと不安になりますが、毛穴に詰まることは無い！っと10年くらい前の実験ですでに明らかになっているんですよ。
にも関わらず未だにネット上の記事を見ると、「シリコンは頭皮に負担をかけます」と何の根拠もなく発信しているサイトがあまりにも多すぎます(汗)
ただし！私の見解を言うと、「抜け毛の原因にはならないが、シャンプーにシリコンが配合されていない方が良い！」と言うのが私の考えです。
ではなぜ、シリコンが抜け毛の原因にならないのか？なぜシリコンが配合されていない方が良いのか？解説してきます！
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シリコンでハゲる事は無い！３つの根拠とは？
もう殆どのシャンプーに書いてあるんじゃないか？ってくらいデカデカとノンシリコン！がアピールされていますよね(汗)
ただ、冒頭でもお伝えしたようにシリコンで、ハゲるっていう事はまずありえません。
１，シリコンで抜け毛が促進されるという研究は公表されていない
なぜか未だに「シリコンが毛穴に詰まる」だとか「シリコンが頭皮に負担を与える」とか恐怖心を煽っているサイトが多いんですが、シリコンのせいで抜け毛が増加したという客観的なデータはありません。
本当にシリコンで抜け毛が増加しているなら、１つくらいは「シリコン配合と無配合のシャンプーを使い続け抜け毛の数を調査した」っというような研究があるはずなんですが、たったの１つもありませんでした(汗)
っというかシリコンなんて化粧水やら乳液やら、日焼け止めクリームやら何にでも配合されている成分なんで、本当に刺激が強いと言われている成分だったら大騒ぎになっているはずです。笑
それに、ノンシリコンシャンプーが持て囃される前は、もうずーーっと何十年もシリコン入のシャンプーが使われてきたわけです。
シリコンが抜け毛の原因になるなら、ずーっとシリコン入シャンプーを使い続けてきた５０～代の方は、みんな薄毛になっているはずですよね。笑
２，シリコンは毛穴につまらないし蓄積されません
それに加えて「シリコンが毛穴に詰まる」という事やシリコンのせいで、「皮脂がちゃんと落ちない」ということは”無い”っというのは大手化粧品メーカーの資生堂さんの実験でもう10年くらい前から実証されているんですよ↓
シリコン入のシャンプーを3ヵ月使い続けても毛穴に詰まるという事は無い！っと結果が出ていますね。
更にシリコンが毛髪に蓄積することもなく、カラーやパーマの妨げになることも無い！っと結論づけていますね。
毛穴に詰まることも無いし、シリコンが蓄積されることもない・・・っともうこの時点で抜け毛の原因になるという可能性はほぼ０と言っても言い過ぎじゃないかと。何が負担になるのか？意味が分かりません(汗)
シリコンと言うとサランラップ的な成分が頭皮を密封して、呼吸できなくなるようなイメージも湧いてしまいがちですが、密封することも無いです。
３，多くの化粧品にも配合されている
実は化粧品の伸びを良くするためや、手触り感をアップさせる為にもシリコンが配合されている事は多いんです。
例えば！CMなんかでガンガン宣伝している人気オールインワンクリーム『パーフェクトワン』の成分を見てみると…
水、グリセリン、ジメチコン、BG、エタノール、DPG、ペンチレングリコール、水溶性コラーゲン、加水分解コラーゲン、サクシノイルアテロコラーゲン、イソステアロイル加水分解コラーゲン、ヒドロキシプロリン、イノシトール クレアチン、トウビシ果皮エキス、ダイズ胎座エキス、加水分解ヒアルロン酸、ヒアルロン酸Na、加水分解エラスチン、水溶性プロテオグリカン、ムラサキ根エキス、ハトムギ種子エキス、シャクヤク根エキス、スクワラン、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド6II、PCA-Na、セリン、グリシン、グルタミン酸、アラニン、リシン～～
もろに”ジメチコン”というシリコン系の成分が配合されていますね。笑
しかも３番めに表記されている成分なので、そこそこ配合量は多いと予想されます。
パーフェクトワンだけ紹介するとなんだかパーフェクトワンのアンチ的な記事になりそうなので、別のオールインワン商品も紹介。
こちらは『なめらか本舗とろんと濃ジェルエンリッチ』という商品の全成分ですが、やはりシリコンは配合されていますね↓
水、グリセリン、DPG、エチルヘキサン酸セチル、ペンチレングリコール、ジグリセリン、トレハロース、PEG-60水添ヒマシ油、豆乳発酵液、ダイズ種子エキス、ダイズタンパク、(PEG-240/デシルテトラデセス-20/HDI)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、BG、PEG-32、エタノール、エチルヘキシルグリセリン、カンゾウ根エキス、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ジメチコン、ステアロイルグルタミン酸Na、トコフェロール、トリエチルヘキサノイン、ベヘニルアルコール、ペンテト酸5Na～～
ただ、私が言いたいのはパーフェクトワンがシリコンが多く配合されているからアウト！っという事じゃなくむしろ逆。
パーフェクトワンという超人気商品であってもシリコンが配合されている＝シリコンは安全性が高い！っと言いたいわけです。
本当にシリコンが毛穴に詰まって危険な成分なら即時シリコンだけでも、配合成分から除外するはず。
そしてもう一点言いたいのはシリコンが抜け毛の原因になるのであれば、眉毛やまつ毛もスッカスカになってしまうはずですよね？
ただ、私は化粧品のせいでまつ毛や眉毛が抜けていく！なんて事は１度も聞いたことありません。笑
っというようにシリコンは毛穴に詰まることも無ければ、安全性の高い成分だと言うのお分かり頂けたかなぁっと思います。
シリコンが危険みたいに恐怖心を煽っているのは、ノンシリコンシャンプーを販売しようとしているに過ぎません。
シリコン入のシャンプー2つのデメリット
ただし！だからと言ってシリコン入のシャンプーがオススメか？というとそうでもないんですよね(汗)
なぜ、シリコンシャンプーがオススメでは無いのか？解説してみます。
１，洗浄力がメチャ強い傾向がある
これはシリコン自体は悪！ってわけじゃないのですが、シリコンが配合されているシャンプーってめちゃくちゃ洗浄力が強く、刺激性も高い洗浄成分が配合されているシャンプーが多いんですよね・・・
ほんっっとうに昔っからある安っちいシャンプーのパターンであるのが、『ラウレス硫酸Na』というメチャ強い洗浄成分にプラス『ジメチコン』で洗浄力を誤魔化すってパターンですね。
ラウレス硫酸Naは原料が安く、洗浄力が強いので表面的な満足度が高くなる傾向があるのでメーカー側が配合したがるんですよね(汗)
ただ、本当に洗浄力が高く髪がギッシギシになってしまうので、それを誤魔化す為にシリコン系の成分をするってわけです。
この手の洗浄力が強いシリコン入シャンプーはダメージを補修するわけじゃなく、ただ髪の表面をコーティングし手触り感をアップさせるだけの成分なので、使っていくうちに髪がギシギシになっていく事が多いんです。
２，髪が重くなりすぎる
シリコンは蓄積し難いとは言え、やはりつけすぎるとべとついたり、ボリュームが出づらくなったりします・・・
シャンプーにも配合され、トリートメントにも配合され、アウトバストリートメントにも配合されっとシリコンをつけまくる事になるので、わざわざシャンプーにシリコン配合されていなくても良いんじゃない？っと言うのが私の考えです。
髪がパサツク、きしむ！っという事であれば、別にトリートメントやコンディショナー付ければシリコンなんてタップリ配合されていますし、そっちの方が調整しやすいです。
配合されていても悪くはないけど、わざわざシャンプーにシリコン配合してなくてもいいだろッ！っというのが本音ですね。
【結論】シリコンでハゲる事はありえません。
ついつい、アツくなって長々と書いてしまいましたが、結論だけ言うとシリコンでハゲる事は無いっ！っという事ですね。笑
完全に刺激が０とは言えません(そんな成分はありえませんが)が安全性が高い成分で、アレルギー等もかなり少ないと言われる成分です。
本当にシリコンシャンプーで抜け毛が増えたと言うなら、シリコン以外の成分を疑ったほうが良いでしょうね・・・
とは言え、シリコンシャンプーは洗浄力が強い傾向があるし、髪が重くなりすぎるっというデメリットもあるので、あえてシリコンシャンプーを使うことも無いかと(汗)
もし、あなたが抜け毛が気になる！っと言うなら以下のような洗浄成分が刺激が少なく、『キャピキシル』なんかの頭皮ケア成分が配合されているシャンプーを選ぶ事をオススメします↓
⇛【成分解析】まだ買うな!ケフトルEXアミノシャンプー7つの神成分と2つの弱点とは?
もしくはコチラ辺り↓
⇛【元美容師が解析】まだ買うな!新haruシャンプー8つの神成分と弱点とは？
