【成分解析】コスパ悪すぎない?薬用スカルプDeepクリアシャンプーを評価した結果!

元美容師Mです。

今回はAmazonでジワジワ人気が出ている、スカルプシャンプー『』の成分を解析&本当に優れたシャンプーなのか?!を全力で評価していきたいと思います!

Amazonのレビューを見ると中々評判が良いシャンプーではあるのですが、肝心の中身は正直500円程度の市販シャンプーとそれほど変わらないというのが私の本音です(汗)

っというのも、市販シャンプーに多く配合され私が最も嫌悪する”ある成分が配合されているんです。。。

もうこの成分が配合されている時点で私が「使いたくないッ!」っと思っちゃいました。

では一体どんな成分が配合されどんな特徴があるシャンプーなのか?!見ていきましょう!

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【最重要】柿のさち 薬用スカルプDeepクリアシャンプーの洗浄成分は?

私が現役時代からずーーっと伝え続けているのが、シャンプーを選ぶ際はぜっったいに洗浄成分をチェックせよ!という事です。

どんなに消臭成分や頭皮ケア成分が配合されようがシャンプーのメイン成分は”洗浄成分”

この洗浄成分がメチャ強い成分だったり、刺激が強いと言われている成分だとどんなにその他の成分をこだわろうとも無意味。

っというかシャンプーって頭皮と髪を洗浄する洗剤ですからね(汗)どんな洗剤が配合されているのか?は絶対にチェックするべきです。

当記事を読んでしまったあなたは少なくとも、洗浄成分だけはチェックするようにしてくださいね!

っというわけで、『薬用 スカルプ Deep クリア シャンプー』の全成分がコチラ↓

(有効成分)グリチルリチン酸2K (その他の成分)ラウレス硫酸Na、ラウリン酸アミドプロピルベタイン液、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、濃グリセリン、POE・POPジメチコン共重合体、塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液、塩化トリメチルアンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース、薬用炭、EDTA-2Na、エトキシジグリコール、メチルパラベン、フェノキシエタノール、プロピルパラベン、ブチルパラベン、エチルパラベン、クマザサエキス、チャエキス(1)、セージエキス、柿タンニン、グリシン、クエン酸Na、硫酸Zn 、塩化Na、BG、無水エタノール、エタノール、香料、pH調整剤

黄色にマーキングされている成分がこのシャンプーの命!とも言える洗浄成分になります。

う~~ん・・・私が最も嫌いな洗浄成分がメイン成分に配合されちゃっていますね・・・ぶっちゃけ洗浄成分を見る限り、500円の市販シャンプーと配合成分は何も変わりません。

一体どんな成分が配合されどんな特徴があるのか?!見ていきましょう!

成分1、ラウレス硫酸Na

恐らく最も配合量が多いメイン成分とも言えるのがこの『ラウレス硫酸Na』という私が最も嫌悪する洗浄成分。

っというのも刺激性がかなり強めで、洗浄力もかなり高いので頭皮に必要な分の皮脂もとってしまうんですよね(汗)

原価が安く洗浄力がかなり強いのでメーカー側は使いたがる成分ですが、シャンプーの洗浄成分の中ではワーストレベルだと言っても言いすぎじゃないです。

市販の500円くらいのシャンプーには多く配合される成分ではありますが、まさか3000円弱のシャンプーのメイン成分に配合されているとは・・・

最近は「ラウレス硫酸Naとつくシャンプーはヤバイ!」っと一般消費者の方にも認知され始めてきているので、配合が避けられるになってきている成分でもあります。

この成分がメイン配合されている時点で私はぜっっったいに使いたいと思えませんでした。

成分2、ラウラミドプロピルベタイン(ラウリン酸アミドプロピルベタイン液)

2番めに多く配合されているのがこのベタイン系の洗浄成分。上記の超強力な洗浄成分とは違って、刺激性や洗浄力はかなりマイルド。

ベビーシャンプーに配合されるくらい優しい成分でもあります。

ただ、こちらの成分もどんなシャンプーにも配合されるほど、多く配合される成分で500円から3000円超えのシャンプーまで幅広く配合されるので特に珍しさはありませんね。

決して悪い成分ではないのですが、コレ良いぞッ!っと興奮するほどでも無いかなぁと。

成分を総合的に見ると、、、安価で洗浄力がメチャ強いラウレス硫酸をベースに多少洗浄力のバランスを取るために”ベタイン系”の成分をプラスしているという感じ。

本当に本当に昔っっからあるTHE・安い市販シャンプーの鉄板とも言える配合成分ですね(汗)

私が大げさに言っているわけじゃなく、本当に500円クラスのシャンプーと全くおんなじ配合成分なんです。

例えばコチラの『GATSBYパーフェクトクリアシャンプー』という商品↓

【解析】ギャツビーパーフェクトクリアシャンプーは”値段相応”の成分でした・・・

500円前後で購入できるシャンプーですが、洗浄成分を見るとこのシャンプーとほぼ同じ『ラウレス硫酸Na』『ラウラミドプロピルベタイン』が配合されているのが分かるかと思います。

他のシャンプーで言うとこちらのシャンプーも1000円以下の価格設定ですが、ほぼ同じ成分↓
【解析】成分は価格相応…クリア フォーメン スカルプシャンプーをレビュー!

っと言った感じで本当に昔っからある、安っぽいシャンプーの代名詞とも言える配合成分なんですよ。

シャンプーの殆どを占める洗浄成分がこのレベルだったら、もうこの時点で2000円の価値があるとは思えない!っというのが正直な感想です。

2つの良成分とは?

成分1、POE・POPジメチコン共重合体

完全にシリコンですね・・・髪の表面をコーティングして手触り感や静電気防止効果が期待できる成分。

数年前から「ノンシリコンシャンプー!」っと宣伝するシャンプーがメチャクチャ多くなったので、シリコン=悪者

みたいに感じてしまいがちなんですが、実はシリコンってそんなに悪いものじゃないです(汗)

むしろ、髪の表面をコーティングすることで、物理的な引っ掛かりやツヤ感をアップさせる効果が期待できるので配合されててもOKな成分の1つです。

よく毛穴にに詰まるとか、髪の表面に残り続けるなんて事も言われたりしていますが、実は10年くらい前の検証実験で「シリコンが悪影響を及ぼす事は無い」というのわ分かっているんですけどね。

ただし!シリコンはあくまでも一時的に手触り感をアップするだけの成分。

昔っからあるシャンプーはラウレス硫酸のようなメチャ強い洗浄成分を配合し、その強さを誤魔化す為にシリコンをタップリ入れるパターンが多かったんです。

このスカルプDeep クリアシャンプーも正にそれと全く一緒の配合ですね。本当に一昔前の市販シャンプーとなんら変わりません。

成分2、カキタンニン

消臭効果が期待できるカキタンニン成分ですが、これに関してはある程度消臭効果が期待できる!と言った研究結果も出ています↓

ノネナールという加齢臭の原因と言われる成分を消臭できるという研究結果も出ているんです↓

0.0001%-5%濃度のカキタンニンを用いて不飽和アルデヒドであるノネナールの消臭効果を検討したところ、以下の表のように、

カキタンニン濃度(%) ノネナール消臭率(%) 評価
0 0
0.0001 80
0.001 95
0.01 100
1 100
3 100
5 100

カキタンニンは、0.01%濃度以上で100%不飽和アルデヒドを消臭することが示された。
出典:カキタンニンとは…成分効果と毒性を解説

加齢臭以外のニオイはどの程度の消臭効果が期待できるのか?ちょっと謎ですが、配合されていて悪い成分ではないですね。

と言っても他のスカルプシャンプーにも配合されている事が多い成分なので、スゴイ!と言うほどでは無いですが(汗)

【結論】市販シャンプーとほぼ同じような配合成分でした(汗)

3000円弱するシャンプーなので、お肌に優しいアミノ酸系成分がタップリ配合されているのか?!っと期待したのですが・・・

配合されている成分を見て絶句。本当に誇大表現でも何でもなく、500円くらいの市販シャンプーと大して変わらない成分しか配合されていませんでした。

安価でメチャ洗浄力が高い洗浄成分にパサツキを感じさせない為、とりあえず多量のシリコンをぶっ込んでいるって感じ。

多少カキタンニン等の消臭成分が配合されているので、”マシ”ではありますが、今まで300種類以上のシャンプーを見てきた私からすると、3000円弱の価値があるようにはどう贔屓目に見ても思えませんでした(汗)

洗浄力が強めが良い!って人向きにも刺激性が低い成分は他にいくらでもありますし、この成分でこの価格だったら市販ので良いと思います・・・

同じ価格帯だったらぶっちぎりでもっと良い成分が配合されているシャンプーは他にもありますので↓
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あえてこの Deep クリア シャンプーを選ぶ理由は感じられない!っというのが私の心からの本音です。

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